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「クソみたいなレコードをつくらないこと」:ブルーノートの社長による音楽プロデューサー論 ? WIRED.jp

昔のレコード会社を考えてみなよ。Atlantic Recordsの創始者のアーメット・アーティガン、Island Recordsのクリス・ブラックウェル、Blue Note Recordsのアルフレッド・ライオン。いいレコード会社は、みんないいレコードのつくり方を知っている音楽好きがやっていた。それが90年代から営業の連中が会社を回すようになり、2000年代になると金融屋がやってきてますますレコード会社をダメにしたんだ。EMIは、去年までシティバンク保有していたけれどもとっとと手を引いて、いまはUniversal Musicの傘下になっている。どういうことかというと、金融屋や銀行屋は「リスク」ってものが理解できないんだ。

音楽ってのは、そもそもがギャンブルなんだ。「結果はわからないけど、面白いからやってみよう」。そうやって音楽は領域を拡大し、進化を遂げてきた。レコードマンっていうのは、自分の本能と愛情と献身と責任において新しい音楽を生み出してきたわけで、いま音楽業界はそういう人たちの手にもう一度戻ってきているんだと思う。Blue Noteは巨大なグローバル企業の傘下にいるけれども、経営における精神はアントレプレナーのそれだよ。