caprinのミク廃更生日記

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深く考えずに書いたことがあちこちに取り上げられてビビったの巻 (岸和田イアリー)

http://d.hatena.ne.jp/kishiwadungeon/20060319#p1

 ゲームは趣味のものだから、誰かに人のプレイスタイルを押し付けたりしてはいけないものだろう。だから、この私のノベルゲー感もおっさの独り言だと思ってちょうだい。

 世の中にゲームはいろいろあれど、日本においてノベルゲーほどたくさん出ているものはない。(ほとんどエロゲーだが) あれだけ出ていれば、ものぐさな人は「選択肢なんかいっそのこと無くせっ!!」という人もいるだろうし、サウンドノベルの始祖であるSFC弟切草」やメガドライブメガCDの「夢見館」などをやって一本道以外の選択が出来る「ifの世界」の可能性を信じてしまった私のような人間も多い。実際にはデータは有限なので、決してプレイしている人を完全に満足させる分岐などはありもしないのだが、自分が「こう選択したい」と思ったときにそういう選択肢が出てきたときの気持ちよさはかなりのものがある。
 だから、私にとっては自分が「主人公」としてその役を演じることよりも、シナリオライターによって用意されたプロッターの中で踊らされている状態がおもしろいと感じているんだろう。具体的に分からない!? うん、言っている私もよく分からない。(おい) ここらはかなり感覚的なものなので、とりあえずヒントになりそうなのは、SSかPS1版の「街」あたりかなあ。チュンソフトサウンドノベルはここでいったんの完成を見たわけだけど、これで完璧になったわけではない。その先にも「ifの可能性」があるからこそ、懲りずにゲームをやっているのかもしれないな。

 エロゲーじゃないって!? いやいや、それこそ、「弟切草」に始まったサウンドノベル(名前はアドベンチャーゲームでも、ノベルゲームでもいいんだけど)は「かまいたちの夜」-「雫」「痕」-「To Heart」-[ONE]「KANNON」「AIR」-「街」-「君が望む永遠」というのは一見繋がっていないようでちゃんと繋がっている話なのだ、多分。(時系列は適当) あ〜、でもこれはストーリーの話というよりシステムの話かもしれないなあ。エロゲーをやって嬉々として評論をBlogにアップするような人達には、ゲームとしての文脈を語る上で今では古典となったこれらチュンソフトサウンドノベル群をやって欲しい。エロゲばっかりやっていないでさ。そりゃCGを100%にするためだけに分岐を回収するの作業ばっかりやっていたら、ゲームを遊んでいるというより苦痛しか感じなくなってくるだろう。