caprinのミク廃更生日記

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<旅の途中>フィギュア人気に思う──作家・かんべ むさし (日経ネット関西版)

http://www.nikkei.co.jp/kansai/elderly/35617.html

 はっはっはっ、馬鹿だなあ、顔が良くて女の子にモテモテだったら、フィギュアなんか触っているわけないじゃないか。イケメンだったら、本物の女の子の胸でも触っているよ。(笑) 女の子の作ったBlogあたりで「エッチでよくないフィギュアを真剣に見ている男の子って、キンモーッ☆」と言われたのであれば、まるっきり120%事実なのであまり言うこともないのだが、ミリタリー系のスケールキットと萌えフィギュアの違いはあるが、同属のヲタ系オヤジに

 そのとおりであって、ぼくは本来、無用の知識、非実用的な教養の意味を、大いに認める者なのだ。なのに、なぜこの分野に限って、こんな思考をしてしまうのか。それにはわけがあり、先般、ショッキングな経験をしたからである。

 大阪日本橋電器店街は、現在、アニメやゲーム、フィギュアの街ともなっており、平日でも大勢のマニアが集まっている。あるときその大型専門店に入って、若い客たちの様子を見てみたのだが、顔や人相の異様さに愕然(がくぜん)とした。

 「現実との接触を必要最小限に抑え、虚構世界にのめり込みつづけると、こんな顔になるのか!」

 学生、フリーター、ニート的な「おたく」。多分それらが混在していたのだろうが、その大半が子供でもなし大人でもなし、のっぺりとした無動の表情で、眼だけは憑(つ)かれたようになっていた。

 と、顔や人相が異様とまで言われてしまっては、ちょっとヲタクはくやしい。その顔で君が言うなよ…と文句のひとつでも言いたくなる。まあ、年配の方だから、多分フィギュア萌え族の大谷氏と同じような見識なんだろうな、萌えヲタはすべからくフリーターやニートなどの低所得者であり、犯罪予備軍の集まりであるというところかな。タシーロにしろ、ミラーマンにしろ、実際に一線を越えた犯罪者達はおおっぴらにフィギュアとかは集めていなかったと思うが、フィギュアのパンツを下から覗く層と実際の女の子のパンツを覗こうとする犯罪者の間に本当に相関関係があるのか、これからも注意深く新聞などの論評を観察したい。また、この記事も個人のBlogであればどうということはないのだが、仮にも日経の記事であり、導きたい結論が先にあってこういう風に挑発されるのであれば、それなりに反論も覚悟しないといけないだろう。なんにしろ、「人相が異様」というのは、「萌えヲタ、キモーイ」という感想となんら変わらないものであり、日経の記事ならもうちょっとお上品かつ遠まわしに批判しないといけないよなあ。

 「この種の異相で示されている気質や知識体系、働くにせよ暮らすにせよ、世間には通用しないと思うのだが、この先どうするんだ」

 他人事ながら心配になり、人の意識内における現実と虚構との兼ね合い、実用知識と非実用知識のバランスなどということに、考えが至ってしまったのである。

 無論、ぼくが模型作りを通して、造船や航空から戦前の国際情勢に至るまで、多くの知識を応用可能なそれとして得たのと同様、彼らがアニメ製作やゲームソフト開発、その種の娯楽産業全般にまで興味を広げておれば、両者は等質の行為ともなるのだけれど。ううむ。それにしてもなあ……

 彼らが実用知識のためにフィギュアを楽しんでいるとは思えないが、もっと興味を広げて欲しいというのはなんとなく同意出来る。

 ところでどの大型専門店に入ったのかが気になる…。キモメンがうろうろしていそうな大型店と言ったら、1階にレンタルショーケースがあるボークスあたりかなあ!?