小寺信良の現象試考:アナログ停波までに片付けねばならない5つの課題 (ITmedia +D LifeStyle)
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0808/04/news016.html
出荷停止はリリース文を読む限り、自主的な措置のように見える。その一方でこの発表があった当日、エスケイネットがB-CAS社に呼び出されているという情報もある。実際にそこでどういう話になったのかは不明だが、もしB-CAS社が販売停止を命令できる立場にあるとするならば、それはB-CAS カードの発行を停止するという実力行使をちらつかせる以外にはないだろう。
ここで考えなければならないのは、一般市民がソフトウェアの改造を行なった責任は、メーカーがとらなければならないのか、という点である。もちろん改造情報をエスケイネット自身がリークしたというのなら別だが、そうでなければユーザーが自力でなにかしたものも、メーカー責任になるということである。これは大変なことだ。
そもそも、そういったDRMの穴があるかどうかをチェックするのが、もともとB-CAS社が行なうとされている「審査」ではないのか。ということは、自分たちのザル審査の責任をメーカーに取らせていることになる。こんな無茶な話は、過去聞いたことがない。