caprinのミク廃更生日記

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「スカイ・クロラ」でひどい目に遭う (挑戦者ストロング)

http://d.hatena.ne.jp/Dersu/20080826#p1

残念ながら、オレにはこんなクソ退屈なクソ映画から作り手のメッセージとやらを読みとる根気はなかった。押井が何を主張しようが構わないが、テーマ以前にこの映画はつまらなすぎる。オレの感覚ではこの映画、人さまに話を聞いてもらう態度とはとても思えなかった。みんな忍耐強いなあと思う。いや、ホントにみんな忍耐強すぎないか? 優しすぎないか? これほど観客に無条件の忍耐と優しさを一方的に要求できる押井守の感覚に、オレはついていけない。押井守に限らず平気で退屈な映画を作る監督すべてに言えることだが、いったい彼らは「お客さんが寝ちゃったらどうしよう」とは全然考えないのだろうか。心配じゃないのだろうか。

 なるほど共感まではしないものの理解は出来る。私もこの映画を観て「つまんない〜」という人も多いだろうとは思った。なんせ限りなく地味だし。

 しかし、まあ自分はすでに押井守耐性が出来ているのかもしれないね。(笑) 幸か不幸か、この映画でも眠ることはなかったしな。(まあ、実写映画の『バビロン』と映画版の『ファイナルファンタジー』は寝たけど。) つうか、今回、某TV局が『ポニョ』に対抗して『スカイ・クロラ』を強力にプッシュしていたのが、そもそも一般客にとっても押井守信者にとっても不幸なことだったんじゃないかな。予備知識の無い一般客にはやっぱり薦めにくいよ、押井守森博嗣のコンビは……。

 正直言うと、自分の場合でも『パトレイバー2』も『攻殻』も『イノセンス』も映画館の初見はそれほど面白さが感じられなかったのだけど、DVDで2回目、TVで3回目と時間の間隔を開けて見ると、1回目では気付けなかった新たな発見があったりして、なんかそこそこ楽しめるようになった。だから、今は「分かりにくさ」も押井守の「おもしろさ」かもしれないと思ってたりして。パッと見た目だけの派手さならハリウッド映画でも見てればいいんだし。まあ、1回でつまんないと思ったらもう2度目を観ることなんてないだろうから、今更どうしようもないんだけどさ。

 それよりも、自分は東方キャラの「ゆっくりしていってね」的な丸い主人公のアゴまわりがすごく気になったんだけど、他の人は平気だったの!? キルドレの人間的な未成熟さを表すためにわざとそうデザインされているんだろうけどさ、あれはなんか気持ち悪い。


■関連リンク スカイ・クロラ見てきた (たけくまメモ)

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_2cd6.html