caprinのミク廃更生日記

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空気を読めないバカが異常者として排除されるのは昔からよくあること (よそ行きの妄想)

http://d.hatena.ne.jp/chnpk/20080930/1222769640

即ち、ひとつには、もともとの書き込みは「明らかに」単なる悪戯であって、その悪戯を恐怖を煽るレベルまで至らしめるには、別の力が必要であり、その力こそが「諸悪の根源」なのではないかという問題である。世間が「アホ」だとも言える。

ただ、この力やアホさは、悪意なのか善意なのかわからないので、これを断罪するのは現実的には難しいだろう。例えば、予告.inをたまたま見たが元スレまで辿りつくほどのネットリテラシーはないおばさんがいたとする。そのおばさんは、その小学校に通う生徒のお母さんとたまたま知り合いだったので、電話で「よくわからないけどお宅の○○ちゃんの小学校で少女を殺すみたいな書き込みがあったみたいよ」と言ったとする。その連絡に恐怖を感じたお母さんは、たぶん学校に相談するだろう。相談を受けた学校は対策をとらざるを得ない。


■関連リンク 「小女子予告事件」が有罪になった件がどうして言論統制になるのか一から説明して欲しい (最終防衛ライン2)

http://d.hatena.ne.jp/lastline/20080930/1222739408

検察の求刑通りである懲役1年6月、保護観察付き執行猶予3年でしたね。求刑通りになったのは反省の色が見えないからでしょうね。

さてさてこの判決を言論統制だという人がいるのだけど良く理解できない。別に殺人未遂ではないので殺意とかどーでもよいのです。罪状は威力業務妨害なのです。で、実際に集団下校するなどの実害が出ているわけです。


■関連リンク 小女子の有罪判決の反応に本当にびっくりした (胡散臭さがなんかいい)

http://d.hatena.ne.jp/usankusa/20080930/1222794401

ではこの「犯行予告」は、どのようにして実害と結びついたのか。それは警察であり、そして警察にタレこんだ人の存在によってである。ただし警察は「危険性」をその対象者に伝えるのが職務であるので、一概に責められない。ソース見ろよ、とは言いたいが。警察にタレこんだ人も、もしかしたら、現に子どもたちが危険にさらされているのを見過ごせないという正義感から通報したのかもしれないので、これも一概に責めることはできない。私はそういう、誰かを悪に仕立てたところで成立する「正義」に酔う人の気持ちがあまりよく分からないが。


いずれにせよ、彼の書いた「犯行予告」は、彼の手を離れ、もはや本人の手の届かないところに行ってしまった。彼は「予告」したのと同じ場所で、それは嘘だと打ち消した。しかし、予告は伝えられたが、それが嘘であったことは伝えられなかった。*1こうして実害は発生し、ひとりの人間が裁かれた。


■関連リンク 小女子を魚というのが悪質という裁判官とそれを支持する者は、問題が全く見えていない (kentultra1の日記)

http://d.hatena.ne.jp/kentultra1/20080929/1222719625

決して再発させてはならないのは、秋葉原事件のような凄惨な殺人とその恐怖である。アホのイタズラではない。あの凄惨な殺人と、なんの危険もないアホのイタズラを同列に考えるのは、間違った正義感の暴走である。あの凄惨な事件を防ぐには、警察は危険がないアホのイタズラに無意味なリソースを割いて無意味なポーズを取るよりも、もっとまじめに再発防止の対応に力を注ぐべきである。加藤の書込みは、アホのイタズラとは質的に全く異なるものであるし、だいいち、事前表明ばかりを取り締まれば、第2の加藤は、加藤のように無警戒に事前表明をせずに犯行に及んでより危険が高まるのは自明である。


■関連リンク ネタでもダメです。だってさ。 (狂気の沙汰)

http://d.hatena.ne.jp/Spott/20080930/1222784041

あと、1時間もしないうちに「小女子は魚であって人を殺す気はないですごめんなさい(大意)」ということを書き込んだことは、全く、完全に、微塵も考慮されていないのかどうかということはちょっと気になる。

いろいろなことがよくわからないまま判決が出て、なんだか気持ち悪い。とりあえずわかったのは、犯罪予告であるかのように「曲解」できる文章は書かないのが安全ということ。曲解できるだけでもう安心できないなぁと。


■関連リンク 小女子(コオナゴ)殺害予告犯の何がいけなかったのか (コデラノブログ 3)

http://blogmag.ascii.jp/kodera/2008/09/29124830.html

冗談もわからないのかと怒る人も世の中には居るようだが、冗談を言うにはそれなりのスキルが必要である。

1.自分がそれを言って許されるキャラか
2.冗談がわかる相手か
3.冗談が言える状況か
4.通じなかった場合にすぐフォローする準備ができているか

少なくともこの4点は、軽口を叩く前に頭の中ですばやく計算すべきであろう。