caprinのミク廃更生日記

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押井守の最新作映画「イノセンス」観てきました

http://www.innocence-movie.jp/index1.html

 私が行ったのがレイトショーだったからなのかしれませんが、男女比率は95%男性でした。鈴木プロデューサーが、少しでも一般の観客を取り込もう(主に女性)と努力はしていたようですが、まあこんな比率が妥当なところでしょう。ただ、「東京ゴッドファーザーズ」と比べて上映館数が圧倒的に多いので、興行的には成功して欲しいところです。アニメ映画の存続のためにも、もうちょっと押井ファン以外にも見て欲しい気持ちは、私にもあります。


ここから感想

 なんといっても、CGで描かれた美しい背景が印象的な映画でした。やはりというかなんというか、「パトレイバー」と一緒で原作のキャラクターを借りながらも、内容はまるっと原作と異なる押井節で作ってます。まあ正直、内容は無いというか、そういうことを見せる映画ではないのでしょう。とあるエフェクトをかけることによって3DCGとセルCGを統一し、ゆっくり流れる背景(ヘリが飛ぶシーン、祭りのシーン、オルゴールの描写シーンなど)はとても美しく、それだけで私は満足してしまいました。
 まあ、文学からの引用したセリフは、ちょっとくどいというか、もっと要所要所を」工夫して見せた方がいいかな〜と思いました。まあ、その後にトグサが必ず「いいから仕事の話をしようか」と言っているのでわざとやっているところはあるのでしょうが。
 ドールと犬がメインのキャラというのは、う〜んどうなんでしょう。監督、やはりすでに人間に興味が無いなということは分かりますが、やっぱりやりすぎだよね。(笑)

 なんにしろ、うんちくを語りたいなら観ろっ!!という映画でしたな。(結局そういう人は、押井マニア)