caprinのミク廃更生日記

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ボウリング・フォー・コロンバイン

 アメリカと銃がモチーフなだけにアメリカの政治がメインの華氏911より分かりやすく、ドキュメンタリーとしてはおもしろかった。上院・下院議員、民主党共和党より、マリリン・マンソンチャールトン・ヘストンの方が、よく知っているからだ。
 同じ銃社会のカナダとも比べても、銃事件が圧倒的に多いアメリカが恐怖にさいなさまれて銃を持っているのであれば、米国は持たない勇気を持つことを考えないといけないな。しかし、コロンバイン銃乱射事件での被害者の生徒がKマートの銃弾の販売を止めさせたのは、結構すごいことをやってのけだもんだと思った。
 また、アメリカの白人が黒人をまたはネイティブアメリカン恐れているのは、日本人から見たら中国人がすべて犯罪者に見えることと似たようなものかもしれない。アメリカ人を馬鹿というのは簡単だが、自分たちの周りにも不条理や論理的でないことが満ち溢れている。マリリン・マンソンみたいな過激なロックスターがスケープゴートなのと同じように日本ではゲームやアニメが標的にされる。マスコミが屑というのも、マイケル・ムーアも屑というのも簡単だが、すでにこうやっていろいろ考えたり議論している時点でこの映画は勝ちだな〜と思ってしまった。

 印象に残った言葉 「銃が自分の身を守るものであれば、アメリカは世界一の安全大国になっているに違いない。しかし、実際はその逆だ。」

 この前死刑にされた宅間が、銃を持つすべが無くて本当に良かった。銃を基本的には持てない日本だが、銃で死亡した数が先進国の中で最も少ない30人台、対してアメリカは1万人超。どちらがいいかは明らかだ。難しいことかもしれないが、核なども持たない勇気というのは確かにあるかもしれない。