DEEP BLUE観た
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2005/05/27
- メディア: DVD
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内容は一本の映画としてストーリーがあるものではなく、海の生物の映像を淡々と繋いでいるのだが、それだけにありのままの自然のすごさが伝わってくる。海に突っ込み魚を捕まえるアホウドリや、アシカの子供に噛み付き放り投げるシャチ、通勤風景のようなコウテイペンギン(これが嵐から卵を守るペンギンともどもかっこいいのだ)、竜巻のように回る回遊魚など、「これ本当にどうやって撮ったの!?」と思わせる映像は、時間と手間をかけただけあって文句無しに素晴らしかった。そして、ここに出てくる海の生物のなんと激しいこと激しいこと。水族館で見たことのある生物でも、ここに出てくる自然の生物は常に死と隣り合わせゆえに圧倒的に美しかった。逆に美しいとはいけないんだけど、これはこれで地上では有り得ない造形で魅力的な深海魚や、まるでCGのような絶壁のマリアナ海峡など普段見ることの出来ない景観も実にいい。
あと、商品としては出来の良い小冊子がついている点は良かった。本編では実音とそれを盛り上げるオーケストラがメインなんで、ナレーターによる生物の説明も少ないのだが、この小冊子で出てきた魚や鳥、クジラ・イルカ、海の生物がばっちり網羅されていてとてもためになった。
このDVD、海に少しでも憧れがある人は是非、自分の目で確かめて欲しい。ただし、逆にNHKハイビジョンの映像特集や中国紀行などにロマンをあまり感じない向きの人は見ない方がいいかもしれない。そういう人は、緩やかな動きのクラゲの場面で寝てしまう可能性がある。orz.
あ〜、しかしまたスクーバダイビングに行きたくなってしまったなあ〜。