caprinのミク廃更生日記

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見ない買わない (山田祥平のRe:config.sys)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1125/config082.htm

 そもそも、パッケージで商品としての音楽を購入するということは、いったい何に対する対価を支払うことになるのだろうか。音楽CDには使用許諾書など同梱されていないので、詳細は謎だが、ぼく自身は、その音楽を聴く権利を購入するものだと思っていた。だが、プロテクトされたCDによってその権利が曖昧なものになり、しかも、録音すれば追加の料金が必要になるというのでは、もはや、CDを購入することの意義が揺らいできてしまいそうだ。

 今、映画館に行くと、ひとしきり予告編やCMが流れたあとに、映画の海賊版撲滅キャンペーンの映像が上映される。女の子の瞳から流れた涙が墨色に染まるというもので、最後に「私は見ない、私は買わない」というコピーで締めくくられる。

 ぼくは、あの映像を見るたびに不快になる。こちらは、わざわざ代金を払って映画館に足を運んでいるのだ。ある意味での優良顧客に対して、この映像はないだろうと思う。これから始まるおもしろそうなコンテンツにワクワクしているときに、こういう映像を見せられると、せっかく高まった高揚感も萎えてしまう。

 このあたりはおおいに同意。客をないがしろにした商品に未来はない。