「吉牛」復活迫る!“食べたい派”は7割突破 (夕刊フジBLOG)
http://www.yukan-fuji.com/archives/2005/11/post_4090.html
自分も吉野家の牛丼復活を願う一人だが、アメリカの圧力に負けて検査が完璧でない危ない牛肉を食べるのもどうかな〜とも思う。そもそもこちらはアメリカの牛肉を買うお客さんであるはずなのに、店側が「うちの肉は安全なはずだから買いなさい。」とお客を脅してくるのはどうしても納得がいかない。それを買うか買わないかを決めるのはあくまでお客の判断であり、安いけれどちょっとうちの家庭では使いたくないと考えたっておかしくはない。
食の安全を真剣に考えると、こればかりは単純に安ければいいというもんでもないし、オーストラリアの牛肉なんかは、農家が「じゃあ日本に合わせた検査をして出荷するよ。」と商売としてはしごくまっとうな対応で日本に輸入してくれている。
日本はアメリカ内で消費する膨大な牛肉にまで検査しろと言っているわけではない。アメリカから日本に輸入するにあたり、日本に合わせた検査をしてくれと言っているだけではないのか!? それが出来ない限り、アメリカに屈して輸入させられるなんてあってはいけないことだと思う。
自給自足率が低い日本において、そんな「パンがなければケーキを食べればいいじゃない!?」という理論で押し通していいのか!?という問題も、寄生虫の卵で騒がれた中国や韓国のキムチなら輸入してもいいのかという問題も、鳥インフルエンザの問題も、いろいろ食に関しては国外問わず問題があるのだが、これは食の安全、それこそ死に関わる問題である以上、単に吉野家で牛丼を食べたいという欲求だけで米国産牛肉の輸入を許してはいけないと思うなあ。
ただ、食の問題はお金だけの問題じゃないといいつつ、「私は280円の吉野家の牛丼が好きなのであって、10円高くなって330円の豚丼や米国産の輸入が再開しても高いままの牛丼は好きになれないだろう。」と考える自分がいたりする。なんにしろ早くこの問題、早く解決してくれないかな〜。