最後の数話はDVDでという売り方は「あのね商法」 と呼ぶらしい (ぬるヲタが斬る)
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私個人としては「あのね商法」として許せる範囲は『かみちゅ』あたりがぎりぎりだろう。あれは、TV放送とDVD発売のインターバルがかなり短く、最終話もTV終了分で十分完結されていたし、TV未放送のカットされた部分も話は繋がりにくくはなったがそれでも話の趣旨が分からなくなることは無かった。というか、このアニメに限っていえば、そこらへんの調整はかなり用意周到になされたものだと思う。それに監督がどこかのインタビューで答えた「高いDVDを買ってくれた人が一番得するように作った。」というのは、今のDVD販売で制作費を最終的に回収する今のアニメ業界では仕方のないことかもしれない。ユーザーとして安易に賛同は出来ないが、ぶっちゃけこれも商売だから、気に入ったアニメのDVDは売れて欲しいとも思う。
ただ、少なくともTV版だけでも楽しめるように作るのはプロとして最低限しておくことだろう。そういう商法を意識的にやることはいいとしても、それを「あこぎな商法」として視聴者側に感じさせてしまってはやはり失敗だ。「かしまし」のTV放送ラストが「あのね」という本当の中途半端で終わったことは、その視聴者の反感を買うある一線を越えてしまったのだろう。そこには「見たかったら買え」というおごりが見える。消費者は「買えっ!!」と言われて買うのじゃない、製作者は「欲しいっ!!」と思わせて買わすのだ。