caprinのミク廃更生日記

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「げんしけん」も連載終了

http://www1.odn.ne.jp/cjt24200/yamada/log/35/index.html#03

 永遠の大学生活を夢見る木尾士目先生の「げんしけん」も終了した。しかし、「ヨコハマ買い出し紀行」、「神戸在住」と終わって、この「げんしけん」も終わるとなるとアフターヌーンも若手が頑張らないと今後が厳しいなあ。ま、「女神さまっ」みたいにダラダラ続けるよりもいいか、「げんしけん」はこれ以上にないというくらいに綺麗に終わった気がする。年を取らずループするサザエさんみたいなことにはならず、地味な主人公笹原の入学から卒業まで、いろいろあったし、おもしろかったよ。

 う〜ん、でも漫画としてはどこか食い足りなかったというか、「四年生」、「五年生」の妙にリアルな大学生活の雰囲気の方が個人的には好きだったなあ。もちろんアニメにもなったし一般的な知名度も完成度も「げんしけん」の方が上なんだろうけど、この人の漫画って実はリアル志向な方が生きる気がするんだよな。「げんしけん」の場合は基本をヲタクのファンタジーとしているから、ヲタクがヲタクを同属嫌悪して嫌いになる手前、要は計算高い寸止め感が逆に鼻についていたんだが、やはりそれ以上踏み込むことはなく終わってしまった。結局、登場キャラが誰も傷つけず「五年生」みたいに相手を深くエグることなく終わってしまったのが、個人的には残念といえば残念なのだ。高坂、斑目と咲あたりのドロドロが見たかった…。いや、そういう展開だともう「げんしけん」とはいえないか…。ラスト手前で結局斑目が咲に「好き」とは伝えないあたりはリアルで良かったが、笹原と荻上はまんまファンタジーだったなあ…。ここは、だがそれがいいというべきか!?

げんしけん 7 (7)

げんしけん 7 (7)