caprinのミク廃更生日記

初音ミクやVocaloid、ゲームやアニメのニュースサイト

生まれてこの方ラノベを読んだことのなかった私が『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んでみた。ハルヒはタイラー・ダーデンだ、と思った (草日記)

http://d.hatena.ne.jp/kusamisusa/20060526/p1

 ハルヒを語る行為そのものがすごくヲタク的な行為だと思った。また、ありがちなヲチをつけて終わるのもこのアニメの原作がライトノベルたる所以だし、「銃をぶっ放す」というような奇抜な行為はどちらかというとアニメ本編ではなく同人誌の役目かもしれない。また、原作が続いている限り、1クールなど期間が決められているアニメは中途半端に途中で切るしかないのだから「おめでとう、ありがとう」で終わるよりも「ビューティフルドリーマー」な終わり方の方がまとまりがいいんじゃないかなあ。これを見たら原作も読んでくれよ、みたいな。

 あ、それと映画でいえば「ファイトクラブ」よりも「セブン」のヲチの方が個人的には美しくて好きだ。しかし、原作が一応あるものの映画単体でそれなりに完結しているものと初期の段階から小説、漫画、アニメとクロスメディアを狙っているものとではやはりまとめ方が異なってくるだろう。ここで銃をぶっ放さないのは、「ハルヒはまだ商品価値がある!!」という大人の判断があるのかもしれない。そりゃ、ドラえもんサザエさんみたいに物語に半永久性が高いほうが長期的に消費してもらえるからね。
 しかし、ライトノベルはそんなにロングタームを狙って消費してもらうもんでもないから、消費者が飽きる前にどうやって原作者が完結を纏め上げるかその点はとても楽しみだったりする。(意地悪な見方かもしれないが、ある意味、著者の力量に期待もしているわけで…。)