もしあなたが週60時間以上働いているとすれば、父親として役に立たない。息子が問題をもつようになったら、それはあなたのせいだろう (わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる)
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2006/08/60_a3c3.html
けれども会議が、出張が、締め切りが、なんて抗議の声は上げられる。生活を成り立たせるための仕事を放り出したりすれば本末転倒ではないかと。同意、わたしもそうだから。それでもココロのどこかで知っている、ものごとには、取り返しがつくものと、つかないものがある。そして、代替の利くものと、利かないものがある。取り返しがつかないものは、子どもとの時間であり、代替が利かないものは、父親だ、ということに。
正論だし、言われていることは分かるのだけど、今の日本では、子供が生まれたばかりのこれから働き盛りの男は忙しくなることはあっても暇になることはないような気がする。なんせ、自分達は技術を持っているかしらないが、下の世代にそれを教えることに失敗した団塊世代が「あとはよろしく〜！！」と退職していくし、平成生まれの教育ゆとり世代は、携帯の使い手としては超一流だが、常識を本当に一から物事を教えていかなくては仕事の役にはたたないからだ。もちろん、技術の継承がうまくいっている会社もあるだろうし、役に立つ新人が入る一流企業もあるだろうが、うちみたいな弱小企業にはそもそもそんな人材はいない＆来ない。
その上、一銭にもならない残業を仕方なしにやっていれば、子供を育てず父親失格と言われる。そりゃ、少子化も進むわな。いや、息子の成長は止められず、息子が父親を見てくれる期間は思いのほか少ないということは感覚的によく分かるのだが…。
まあ、私の場合それ以前に結婚してないんだけどね。しかし、週60時間って普通に越えるよな。
