caprinのミク廃更生日記

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『空気系』とでも呼ぶべき作品群について (樹海エンターテイナー)

http://blog.livedoor.jp/m_s_r/archives/50629525.html

 深夜アニメをヘビーに見ているヲタク層が高年齢化していくのにあたり、「おねティ」「おねツイ」「うたわれうた∽かた」(すいません普通に間違えてました。)「D.C. 〜ダ・カーポ〜」「かみちゅ」などの穏やかな作品が増えていったのと同時に、コミックの世界でもそういう流れが確実にあるのだろうなあ。ま、お互いメディアミックスかなんかで影響を及ぼしあう存在だから当然といえば当然なんだけどね。また、月刊誌でもアフターヌーンなんかだと「神戸在住」と「ヨコハマ」(あと「るくるく」とか)が一緒に連載していたあたり、「あ〜、アフターヌーンはもうおっさん向けの漫画雑誌なんだなあ…」と思ったり思わなかったり。アフタヌーンのいまだ代表作である「女神さまっ」も、主人公が大学を卒業してもダラダラと話が続いていて終わらない緩やかな世界の『空気系』になりつつあるのだろうか!? 早く終わればいいのに…。
 また、個人的には電撃の「あずまんが」「よつばと」「苺マシマロ」などの比較的最近のコミックに、それらと比べて連載開始がかなり前の「ヨコハマ」を同じ『空気系』にくくるのは抵抗があるのだけど、「ARIA」を「ヨコハマ」のフォロワーに位置づけてしまうのであれば、同じ系列に入れても問題はないのかなあ!? 日本で一番売れている漫画雑誌である少年ジャンプに、少年向けとしてはふさわしくない「デスノート」が連載されていたり、腐女子に気を使った漫画が常時2,3本は用意されているのも漫画を読む読者層が上がっているせいなんだろうなあ。あ、これは『空気系』とは関係ないか…。

 あと、戦争とか人が死ぬ激しい描写があっても「最終兵器彼女」などの一時期流行した『セカチュー系』『世界系』も外敵とどうこうするという話よりもキャラクターの内面にある事象を主軸に置かれているという意味では『空気系』の亜種であり、作者も読者も同じような方向性を嗜好しているのかもしれない。こういう世界は多分、何年前かにエロゲーの世界が通った道なのだが、アニメ版の「Shuffle!!」あたりはどういうカテゴライズに入るのかな!?


・関連リンク 〈空気系〉試論 (博物士)

http://d.hatena.ne.jp/genesis/20060904/p1


・関連リンク [Game][Fate] 【日記】TYPE-MOONは「セカイ系」の終わりを告げるのか? (Atahualpa) (再掲)

http://chiruda.cocolog-nifty.com/atahualpa/2005/09/post_c64f.html