caprinのミク廃更生日記

初音ミクやVocaloid、ゲームやアニメのニュースサイト

亀田興毅「いじめアカン言うてる奴らおるけど、お前らかて俺をいじめてるやん」 (痛いニュース(ノ∀`))

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/844794.html

 「いじめはなくならないよ」という点は同意。人が集まったところには絶対そういうものが出来上がる。
「お前らかて俺をいじめてるやん」という点は、いじめられている本人が「これはいじめだ」と思っているのなら多分そうなのだろう。ボクシングのリングの上で彼と対峙しようとする人は圧倒的に少ないが、メディア上やネット上の言論攻撃は、彼のリーチ、反撃が届かない遠隔攻撃であって、そういう意味では今の亀田興毅は確かにサンドバッグ状態だ。(亀田側の遠隔攻撃は主に親父の役目で、亀田興毅はそちらへの反撃は一任している節がある) そして、いじめる側の多くは自分がいじめているという自覚がない場合が多い。
 逆に傍からはいじめられているように見えても本人が「これはいじめられているのではなく、アドバイスや叱責だ。自分のためになる試練だ。」と思っているのならそれもまた真実となる。いじめられた側が自殺に追い込まれるまでにいたるケースは圧倒的にいじめた側に問題があるが、「そのときには自殺なんか思いもよらなかったなあ。むしろなにくそっと思った。」という楽観的な、ある意味無神経な奴の方が、この世は生きやすいのかもしれないな。

 ま、それにしたって私が持っていたボクシング観では「拳闘家はやっぱりコブシでのみで自分を語るべき」であって、昔のストイックなボクシング選手はみんなそうだったと思う。だから、拳闘家がいじめられている子供にアドバイスをするなら「俺も頑張るから、お前も頑張れ。まずは俺の試合を観ろ!!」なり「俺様を見習え!!」とか、それこそもっと単純に「強くなれ!!」と言ってくれた方が子供には効果が高そうだ。(「亀田兄弟のマネなんてしちゃいけません!!」という過保護ママはいるかもしれないが) 彼が「いじめはなくならないよ」と実もふたも無いことをうだうだ語るあたりが、純粋な拳闘家というよりショーアップによって作られた拳闘家なんだなあと感じてしまう。

 そして、自分もダブルスタンダードであって、「いじめはよくない」といいつつ、亀田を口でいじめている。そこはまあ自覚しないといけないな…。