caprinのミク廃更生日記

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豊かな時代の教育とは:「こいつらにはやっぱかなわねー」と思うこと (Tech Mom from Silicon Valley)

http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20070606/1181096157

 アメリカの教育がすごいのはわかったけど、「こいつらにはやっぱかなわねー」だけで終わると、「やっぱり日本の教育はダメだ」と言い直されただけのような気がして、日本に住む者としてはすごく悲しくなってしまった。(そういう意味でフォローの『追記』があってすごくよかった) いや、厭味で言ってるんじゃないよ。でも、自分に仮に息子がいるとしても、アメリカに行ってそのまっとうな教育を受けさせるなんて多分無理だと思うから。金持ちではない普通の学校と言っても、言葉の壁、文化の壁、就労の壁によりそのアメリカの教育を受けることの出来る人達はおのずと限られてくる。だから、自分が興味があるのは、これからも日本で生きていく以上、「アメリカの方法論は分った、じゃあ日本の教育はどうそれをお手本にして、どうあるべきかだ。」みたいなことだったりする。
 今回の話だと、学校の先生の医療的な観点の無理解と、なんでもかんでも母親に押しつけようとする社会的な不関心などが問題になってくると思うけど、一方、学校の先生方の意見を集めてみると、「最近の親達はなんでもかんでも学校に責任を押し付けようとする」みたいな話も多い。この温度差はいったいどこから来るのだろう?
 まあ、公立の学校の規則を決める公務員のお偉いさんが「公立はやばいから」といって自分の息子達だけ私立に行かせているうちには真の改革はなされないのだろうなあ。自分の息子への程度の高い私立の教育は理解しようとするが、他人が通っている程度の低い公立の教育に対しては驚くほど無理解なのだから。もちろん、中には程度の低い私立もあれば、程度の高い公立もあるけど、トップレベルを比べれば校内では英語で会話みたいな私立と規則でがんじがらめにされた公立ではおのずと力の差が出てくる。でも、昔は公立の方がレベル高いとこも多かったと思うのだけど、いったいどこの時代で逆転したんだろう!? というわけで超極論だけど、官僚の子供は「みんな公立に行け」を義務化してみるとおもしろい。(無理)


■言及元リンク 談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの (アンカテ)

http://d.hatena.ne.jp/essa/20070604/p2


言及リンク 日本の将来は「多様性の受容」にかかっている (Heartlogic)

http://www.heartlogic.jp/archives/2007/06/post_99.html