リーダー不在、ユーザー存在。 (かさぶた。)
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利用時間という点では、Wiiはまだまだ安泰とは言いかねます。というより、据置ゲーム機はどれも、利用時間では惨敗してる、と思います。今はまだそれでも大丈夫。でも次の時代には、利用時間をお金に換えられる仕組みがどんどん発達していきます。
目先のシェア動向だの、表層的な「撤退論」だのに、心奪われても仕方ないんじゃないかな。
今はひとつのゲームを据置型ゲーム機で長くやりこむ時代じゃないんだよなあ。リビングに置かれたTVが大きなフルHDの液晶やプラズマになろうとも、ゲームをする息子の部屋のTVはまだまだ小型のブラウン管という人も多いだろうし、家族みんなが使うリビングTVはゲームだけにずっと使えないだろうし。また、経済紙的に唯一好調そうなWiiは、昨日あたりの報道*1でついに全世界でもXbox360の販売台数を超えたみたいだが、なんせカジュアルゲームやファミリーゲームばかりだから、やり込むゲーム機というのとはちょっと違う。この人が言うように利用時間で考えれば、それほど他機種を凌駕しているわけでもない。そう、Microsoftの最大のライバルがSONYではなくGoogleだったように、任天堂の最大のライバルがPS3ではなくニコニコ動画やYouTubeであるということは誇張でもなんでもないことなんだ。いやあ、時間を潰せるアイテムはすべて敵、ゲーム機も大変な時代に入ったものだ。まったく、これを買っておけば間違いないというリーダー的なゲーム機が無いのはいいことなのか、悪いことなのか!?(昔はFCやSFCがソフトを独占してつまんないとか言っていたのにね) 携帯ゲーム機も好調(特にNintendoDS)といえども、やはり携帯電話やiPodなどとのシェア競争は激しいわけで。
でも、任天堂は「Nintendo64」と「Gamecube」の不遇な時代といえども、「撤退、撤退」と言われながらきっちり黒字を出してきたわけで、PS3本体を売れば売るほど損な今のSONYやレッドリング問題でXbox360のハード不良に泣くMicrosoftよりは、やっぱり地に足がついているというか、足腰がしっかりしていると思う。(レア社を売るなど、まったく血を流していないわけではないが) ゲーム機以外の他の時間潰しアイテムがシェアを伸ばそうとも、そこは今後ともうまく利益をあげていくだろう。ゲーム事業が本業ではないMicrosftとSONYはどうなんだろう、やっぱり厳しい戦いなんだろうなあ!? なんにせよ昔ながらゲーマーとしては、リッチな環境で楽しめる据置型ゲーム機の衰退はやはり困るので3社にはもっと頑張って欲しい。大手ソフト会社も今、安易に携帯ゲーム機ばかりに注力していると、技術の衰退も起こりそうなので今が本当に正念場だ。全てのハードメーカー、ソフトメーカーとも今をキリキリ頑張って欲しいね。(なんて、無責任な)