caprinのミク廃更生日記

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第58話 アメリカの目の上にある二つの瘤 (ASKAZEERA)

http://askazeera.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_c134.html

 FRBの発祥は、1913年のウィルソン大統領の時代に成立した「連邦準備法」にさかのぼるが、これによって何が変わったかというと、ロックフェラーを筆頭に、モルガン、ロスチャイルド、ワーバーグ、ハリマンら大富豪が、アメリカの金融政策を統制する中央銀行を、彼らの意向だけで運営できることになったことだ。つまりFRBの実態は、一握りの大富豪たちが半数以上の株を所有する「巨大民間企業」と化しているということだ。

 国際感覚ゼロの日本人はほとんど気付いていないが、今、世界中に金がだぶつき、アメリカの「サブプライムローン崩壊劇」の大問題を作った原因を、日本の異常な「低金利政策」の責任へと転嫁されつつある。

 このままサブプライムローンの問題が拡大し、取り返しのつかない状況が発生した場合、FRBは、「日本銀行」が、あまりにも長期に低金利政策を継続した結果、金融不安を発生させたと分析するだろう。

 世界中の投資家が異常低金利の日本の「円」を売って、金利の高い通貨に投資した結果、世界中の資金がだぶつき、それが投資ファンドとなって、さらに国際的連鎖につながったということである。

 つまり、サブプライムローンによる世界金融不安であれ、そこから派生する世界恐慌が起きても、それはアメリカの責任ではなく、日本の無策から発生したことにされるということになる。FRBがそう分析すれば世界はそれを信用する。