caprinのミク廃更生日記

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<神奈川禁煙条例>「いじめ」「当然」 賛否巡りあつれきも (Yahoo!ニュース - 毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000139-mai-pol

 こういうなんでも厳しくすればいいという条例には反対だ。子供に危ないという理由で「歩きタバコ禁止条例」みたいな奴は100歩譲ってしょうがないにしても、大人の社交場で基本的に大人しかいないはずの「居酒屋」や「パチンコ店」で、なんでもかんでも条例で縛ればいいという風潮はいただけない。もし、本当にクリーンな「居酒屋」や「パチンコ店」が望まれているのであれば、本来店側がタバコを禁止した「居酒屋」や「パチンコ店」を作るべきであって、国や自治体がそれを制限すべきではない。商売になる勝算があれば、そういうタバコ禁止店がもっと自主的に出来ていると思うんだよねえ。あと、この厳しい条例で客が減り、あちこち店が潰れるようだと、耐震偽装による建築法の基準強化で建物自体が作れなくなり官製不況に陥った建築業界と同じ轍を踏みそうな気がする。法律や条例はいったん決まってしまえば、よほどのことがない限り覆ることはないのだから、慎重に慎重を重ねてやってもらいたい。

 ぶっちゃけて言えば、自分は神奈川県に住んでいないし、タバコも吸わないし、パチンコ店にも行かないし、お金が無いのでそんなに居酒屋にも寄らないから、この条例が決定されたところで痛くもかゆくもないのだけど、それによって困る人達や、経済的に困窮してしまう店側の権利は十分に尊重しないといけないんじゃないかなあ。もっとぶっちゃければ、北朝鮮などに国内の利益を持ち出しをするパチンコ店なんかはもっと数を少なくしてもいいんじゃないかと思ってしまうけれど、それを規制するのは現行の法律で店が不正を働いた時や、警察との癒着をもっと正した後であって、純粋に娯楽として楽しんでいるお客を間接的に規制するのはちょっと筋が違う話だと思う。
 じゃないと、例えばインターネットのダウンロード規制法やフィルタリング法みたいな自分が不利益をこうむる当事者になった時にも、だまっていないといけなくなってしまう。「あなたの意見・行動には賛成できないが、あなたがそれを言う権利は全力で守ってやる」みたいなもんかな、いや、ちょっと違うか……。最近、どうもなんでもかんでも法律・条例を作って規制すれば、世の中が良くなると思っている人が多くて怖いよ。規制が厳しくなるほどに、裏で不正を働く人や、その不満を爆発させて別の所に迷惑をかける人が増えるというのに……。taspoというたいして効果の上がらないカードを作って儲ける天下り団体、そのカードを不正に手に入れて子供に売りつける業者やヤフオクで小銭を稼ぐいじきたない連中、ケータイのフィルタリングをはずすのに手数料を取るケータイ業界、ケータイそのものをクラッキングしてフィルターをはずす連中、白ROMケータイを売る連中とかetcetc……、規制を作ったためにそれに寄生して儲ける連中も作ってしまっていないか!?