caprinのミク廃更生日記

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テキストに知性があるかないかを見分ける10のポイント (ハックルベリーに会いに行く)

http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080923/1222145340

 文章を書く上で留意しておきたいことのまとめ。自分も日頃から気をつけないと……。

 ただ、ここに出てくるポイントって、どちらかというと文系の人向けであって、『その5.外来語をどう扱うか』に関しては知性がどうこうというよりもその文章をどこに書くかによって、適材適所変わってくるかなあと思った。*1

またこれは余談ではあるが、「ブラウザー」や「エントリー」といった最後に長音記号が来る言葉の最後の長音記号を省いて「ブラウザ」「エントリ」とするのは、美しくない上にもはや正しくもない。今後は、このような書き方をしていると知性がないと見られてしまうことになるだろう。

 個人的には「ブラウザ」や「エントリ」でもいいと思うのだが、他の皆さんは「エントリー」と「エントリ」をどう使い分けていますか!?

 私が学生の時、普通のテキストや日記では「コンピューター」と書いていたが、いわゆる理系向けの文章、実験レポートや論文の類(たぐい)は、JIS表記に合わせて「コンピューター」は「コンピュータ」と表記していた。『JIS Z 8301』の『原語(英語)の語尾の長音符号を省く場合の原則)』によれば、「その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けない。」というのがあるから、「ブラウザ」や「エントリ」でもあながち間違っているわけではないと思うよ。ただ、話し言葉では普通に「ブラウザー」、「エントリー」と言っているけど。


■参考リンク JIS Z 8301:1996 規格票の様式

【解説付表3 原語(英語)の語尾の長音符号を省く場合の原則】

a)その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けない。
b)その言葉が2音以下の場合には、語尾に長音符号を付ける。
c)複合語は、それぞれの成分語について、上記a)又はb)を

  適用する。

d)上記a)〜c)による場合で、

1)長音符号で書き表す音、
2)はねる音、
及び
3)つまる音は、それぞれ1音と認め、
4)よう(拗)音は1音と認めない。


 また、企業のCanonは「キヤノン」と表記するけれど、話し言葉ではやっぱり「キャノン」だし、iPhoneの表記は日本ではインターホン最大手企業「アイホン」と区別するために片仮名表記では「アイフォーン」と書くし、外来語の表記はなかなかひとつには統一しにくい。*2

■参考リンク iPhoneの片仮名表記、「アイフォーン」にします


 なお、これは間違っているのかどうかわからないまま書くのだが、自分の場合「彼をリーダーに任命する」のleaderは「リーダー」だけど、「RSSリーダに登録する」のreaderは「リーダ」と「長音」は略して表記する場合が多いな。その流れで「彼女はコンテストにエントリーした」は「エントリー」だけど、「Blogのエントリを書いた」は「エントリ」と表記すると思う、多分……。(前後の文章の内容でも変わってくるし、揺らぎはあるから絶対とは言えないけど) いや、本当に感覚的なもので、自分にはその明確な根拠を示せないのが残念なんだけど。

 でも、賢くみえるかそうでないかはともかく、車の運転手は「ドライバー」だけど、パソコン用のインストールするソフトウェアは「ドライバ」であり、文系の書く一般的な表記が「エレベーター」「データー」「サーバー」であっても、理系の書く技術文献寄りの文章は「エレベータ」「データ」「サーバ」であることは多そうだ。*3

*1:リソースがスラングだというのは初めて知った。リソースもデフォルトも普通の日本語の単語よりも多分よく使っているよ。そりゃ、おばちゃん相手とかには使わないけどさ。

*2:Canonの由来は「観音」から来ているので、外来語というわけではないみたいだが

*3:DATAに関しては「データー」よりも「データ」の方がメジャーだと思う