caprinのミク廃更生日記

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親知らず子知らず不況(ベーシックインカムの勧め) (貞子ちゃんの連れ連れ日記)

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身近な話になって恐縮だが、私もまわりでも、いま、20代30代の若者は、かなり「悲惨な境遇」に甘んじている。
ロストゲネレーション世代の知り合いの男の子になると、なんとか大学は卒業したものの、なんとか、中堅企業に就職できたものの、就職後の数年目には、その会社が倒産してしまった。なんとか、次の企業に就職先を見つけたものの、数年もしないうちに、その企業は支店の統廃合を断行してしまう。「いざなぎ景気越え」のミニバブルの時代での統廃合だ。こんな調子の繰り返しなのだ。彼は40歳近くになっても、未だに恋人はいても結婚に踏み切る勇気を持てないでいる。
あるいは、やはりロストゲネレーションのもう一人の男の子は、有名国立大を卒業したものの、超就職氷河期で、大企業系列のそこそこ名の知れた中堅企業に就職できたものの、ただただ勤務時間が長いだけの過酷かつ低賃金の労働条件で、もう15年以上けなげに働いている。この男の子のほうは、幾度も転職を繰り返すことはなかったが、夜勤も多い不規則な労働条件のため、休日は寝たきりで、恋人さえも見つける余裕が全くない。
さらに、今は20代の男の子たちも、表向きは優雅に転職を繰り返しているようだが、実体はまるっきり惨憺たる状態だ。まだ若いから人生の疲れが表情ににじみ出ていないだけのことなのだ。

私の知る限りの範囲では、日本経済が明らかに回復基調にあった(はず)の2003年から2006年あたりでも、40歳以下の年代の若者の場合は、男女と問わず、私から見ても「元気そうだな〜」みたいな子は、今や、5人に一人、いや6人に一人、いや、10人に一人程度の割合でしか存在していない。