Bloomberg/それでも巨額ボーナス? 「米3大証券で200億ドル」の不思議 (FujiSankei Business i.)
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200810280042a.nwc
金融業界の損失が原因の一部となった世界的な景気の減速と、米財務省による米金融機関に対し2500億ドル規模の公的資金を投入するという計画は、税金の使用を政治的問題にした。
米下院金融委員会のフランク委員長は先週、「ボーナスに関しては一時的に支払いを停止するべきだ」と提言を行っている。
欧州在勤の投資銀行部門で働くモルガン・スタンレーの社員が、匿名を条件に語ったところによると、「昨年のボーナスは給料の5倍だった」という。また、同社員は、「今年ボーナスがもらえない場合、給料が2倍にならなければ、会社を辞める」と述べた。
企業統治を専門に扱う米調査会社コーポレート・ライブラリーで編集長を務めるネル・ミノウ氏は、「私が驚いたのは、金融業界がこの問題に関して、何の指導力も見せられなかったことだ」と指摘した上で、「それに対する人々の怒りを理解できていないように見えた」と苦言を呈した。