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Colorful Pieces of Game::Kenさんのこと
だが、Kenさんの付き合いは思いもかけない形で続くことになった。Kenさんと、なんと北海道のハドソンで再び会うことになった。Kenさんの会社も、僕とほぼ同じつて(当時の角川メディアオフィスのマル勝の企画をした編集)からハドソンと仕事をすることになったのだった。結局、Kenさんもゲームの世界に舞い戻ってきたわけだが、そのとき嬉しいことを言われた。
「タイトーでゲームを作っていたときは、プレイヤーの顔が見えなくて情熱がなくなっていた。でも岩崎君がものすごいゲームが好きなのを見て、またゲームを作りたくなった」
本当に嬉しい言葉だった。
ゲーム好きな人には良い話だ。ゲームの開発者もゲームをやる人も人間だ。だからこそおもしろい。