SONYネットワークレコーダー『ナスネ』発表まとめ

ナスネ：PS3などソニー製品向けネットワークレコーダー　トルネと連携、BS録画も - MANTANWEB（まんたんウェブ）

　ナスネ本体を家庭内ネットワークに接続することで、トルネやVAIO専用のアプリケーションを使い、地上デジ放送やBS／110度CSデジタル放送の番組視聴や録画が可能になる。さらにPSVitaのほかSony Tablet、Xperiaとも連携し、録画した番組コンテンツを共有し、視聴することも可能。また、メディアストレージとして、動画や画像などのコンテンツも保存できるほか、外付けハードディスクを接続して容量を拡張することも可能だ。なおナスネ単独での使用はできず、PS3やPSVita、VAIOなどの対応機器が必要。

　そうそうSONYはこういうデバイスを出さないと。「NAS、そういうのもあるのか」「ほーいいじゃないか、こういうのでいいんだよこういうので」と思わず『孤独のグルメ』のゴローちゃんになってしまった。

　なによりPS3を司令塔(メインデバイス)として使うなら、トルネと併用して2番組ダブル録画出来るようになるのがいい。トルネが無駄にならないのがいい。BS/CSも対応なのがいい。その上、司令塔はVAIO PCでもいいし、録画予約なら外からリモートでPS VitaでもSONY TabletでもXperiaでも出来る。さらに「DLNAがあるのかうん！そうかそうかそうなれば話が違う」「ここに並んだ大量のSONY機器がすべて映像端末(プレイヤー)として立ち上がってくる」うん！別にSONY信者でもないけど、値段も安いしこれはもう買うしかないわ〜。パッと見た感じキワモノ商品だけど、思想は間違いなくこれからの王道デバイスだと思うよ。ハードに縛られない自由がそこにはある。とりあえずSONY公式の動作確認はSONY端末に限られるだろうけど、パソコンのVAIOで動くというのなら、結構他の端末でも柔軟に対応出来るはずなんだ。あと、アメリカのTV事情に合わせられたAppleのApple TVよりも、こと再生・録画デバイスとしてなら日本企業のSONYに一日の長があるはず……、SONYの逆襲に期待したい。
　ただ、少し心配するのが、BSやCSのチャンネルが増えることによって、PS3のtorne番組ガイドが遅くなることと、拡張出来るとは言え今更標準で内蔵しているHDDはたったの500Gということだな〜。あと、torneのソフトはこれが出るまでにキーワード検索での録画が出来るようにバージョンアップさせておくこと、ぜひよろしくっ！！
　ま、何にしろ発売日が楽しみだ。HDDレコーダーを買う予定は、これが出るまでキャンセルすることにしたよ。

　同製品は、nasne本体を家庭内ネットワークに接続することで、プレイステーション3専用アプリケーション“torne”やソニーが新たに開発したVAIO専用のナスネ対応視聴・録画アプリケーション“VAIO TV with nasne（バイオテレビウィズナスネ）”を使って、地上デジタル放送ならびに衛星デジタル（BS／110度CSデジタル）放送のテレビ番組視聴や録画が可能になるというもの。

　nasneには、Ethernet端子と地上/BS/110度CSデジタルチューナ各1基、500GB HDDが内蔵されている。録画モードは「DR」と「3倍」の2種類で、録画番組のDTCP-IP moveに対応。製品に同梱されている、PS3用アプリ「torne」(ver4.0)をPS3にインストールし、PS3からLAN経由でnasneを制御できる。
　録画機としては単体で動作するが、操作のためにPS3などのtorneアプリが必要。PS3のほか、PlayStation Vita、PC(VAIO)、Sony Tablet、Xperiaなどから操作/再生できる。映像出力端子は備えておらず、録画した番組はネットワーク経由でPS3などの対応デバイスに出力する。なお、torneのようにUSBでPS3と接続する必要はない。

　PS3用アプリ「torne」のバージョン4.0では、この「nasne」に対応し、nasneの制御や、録画番組の視聴が可能になる。チューナのtorneと一緒に利用する事もでき、nasneがPS3 1台に対し、最大4台まで登録できるため、チューナのtorneを加えて、最大で5番組の同時録画も可能になる。

　PS3での視聴や録画は、今夏リリースされる「torne」の「バージョン4.0」にて行なう（付属BD-ROMに収録）。録画（録画モードはDRと3倍に対応）と同時に書き出し用ファイルを作成するのも特徴。PS Vitaとの連動では、テレビ番組の録画コンテンツをWi-Fi経由でPS Vitaへ素早く書き出せる。

　nasneを家庭内ネットワークに接続すると、PlayStation 3やVAIOの専用アプリケーションからデジタル放送の録画予約や再生が可能になる。さらにnasneで受信したデジタル放送のリアルタイム転送（ライブ視聴）にも対応。しかも2ストリームの同時送出に対応しているため、例えば家族がリビングルームのPS3で録画番組を再生していても、個室のSony Tabletでライブ視聴が行える。

VAIOでは、nasneの発売に合わせてVAIO専用アプリ「VAIO TV with nasne」を提供予定。テレビ番組のライブ視聴や録画予約ができるほか、nasneに録画した番組を、VAIOを使ってBDやDVDへダビングしたり、内蔵HDD/SSDへ書き出すことが可能。
また「VAIO TV with nasne」を使えば、家庭内ネットワークに最大8大のnasneを登録することで、8つのチャンネルの同時録画も行える。さらにキーワードによる番組検索機能も利用できる。

ソネットエンタテインメントが提供する「Gガイド.テレビ王国CHANTORU」とも連動。外出先でも、PlayStation Vita、PC、タブレット、スマートフォンなどのモバイル機器から家庭内にあるナスネにアクセスし、テレビ番組の録画予約が行える。
さらにメディアストレージとしての機能も装備。動画や画像、音楽などのさまざまなコンテンツをナスネに搭載されている500GB HDDに保存し、家庭内ネットワーク上にある各種DLNA対応機器と共有することが可能だ。このほか、USBポートも搭載しており、USB接続の外付けHDDを接続することで、容量の拡張も行える。

■公式サイト
ナスネここがスゴイ！ | nasne(ナスネ) | プレイステーションオフィシャルサイト

■公式リンク
ネットワークレコーダー＆メディアストレージ『nasne（ナスネ）?』２０１２年７月１９日（木）に１６，９８０円（税込）にて発売〜大容量500GBのハードディスクドライブおよび地上デジタル／衛星デジタルチューナー搭載、ソニーグループ対応機器と連携しテレビの新しい視聴スタイルを実現〜 | プレイステーションR オフィシャルサイト

■比較リンク
自分に合ったレコーダーを選ぼう！ | プレイステーション潤・オフィシャルサイト

■FAQリンク
SCEの新ネットワークレコーダー「nasne」（ナスネ） − 機能をQ＆A形式で紹介 - Phile-web

■過去リンク [Torne]
torneをなぜすごいと思うのか - 日経エレクトロニクス - Tech-On！

■過去リンク [Torne]
PS3を地デジレコーダ化する「torne」を試す -AV Watch

パンドラの箱を開けてしまったというのは、極めて低価格でブルーレイ/HDDレコーダーの環境を構築できる製品を投入したという点にある。「PlayStation3 2,4980円」＋「nasne 1万6980円」= 5万1960円で、ブルーレイが再生できてかつ3波が録画できるレコーダー環境が構築できてしまうのだ。これはブルーレイ/HDDレコーダーの価格破壊とも言えるものだ。