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「ニコ動」で進行するコンテンツ革命、熱狂の舞台裏 :日本経済新聞
どの曲も彼女たちのオリジナル曲で、テレビで流れるようなメジャー曲ではない。無名の素人クリエイターがニコ動で発表したものばかりだが、詰めかけた6000人の観客は声を張り上げ、ペンライトを振りかざし、熱狂していた。半分は女性で、中高生の姿も目立つ。都内から来たという女子高生(17)は「マジやばい。楽しい。感動して泣けてきた」と興奮冷めやらない。
これは近未来を想像した話でも、ごく一部の“オタク”の世界に閉じた話でもない。大手メディアの多くはこのイベントを報道しなかったが、実は大人の知らないところでコンテンツの革命ともいえる事態が進行していた。