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1300日の記録【片渕須直】第37回 衣装部の裏方 | WEBアニメスタイル
だけど、この「毎週毎週作り続けるTVアニメで、主人公の服装に『決め』がない」というのは、生活ものとしてはなんだか納得できるような気もしていて、ちょっと魅力的に感じてもいた。その当時、ふつうのTVアニメなんて主人公がずっと同じ服の着たきりスズメでいるのだけど、その方がおかしい気がしてしまう。洗濯しなくって大丈夫なのか、とか。ただ、『ちびまる子』は1974年春の学期始まりから75年3月の年度終わりまでが舞台で、その1年の中だけの話を何周も繰り返すという仕掛けなので、服を持ちすぎてるのも変といえば変ではあった。