■
PC遠隔操作ウィルス事件 「警察の敗北宣言」で見えたIT捜査の稚拙さ(EXドロイド) - IT - livedoor ニュース
「証拠が完全にそろっていない状態で見込み逮捕し、取り調べで心理的プレッシャーを与えて自白を引き出すという昔からの手法から脱却できていない。取り調べ可視化は現在議論中の案件ではあるものの、実際にこういった自白ありきの案件で録画・録音されて困るのは捜査側。そんな強引な取り調べは現在も行われている。たび重なる再逮捕で4ヶ月も勾留し、彼の社会的地位を脅かすことでプレッシャーを与えたが、片山被告は最後まで折れなかった」(週刊誌記者)
この事件では、遠隔操作ウイルスに感染した男性4人が誤認逮捕され、うち2人が無実にもかかわらず犯行を認めて『自白』している。一部報道では、逮捕された男性の父親に検察が絶縁状を書かせ、それをネタに自白を迫ったと伝えられている。同じく誤認逮捕されたアニメ演出家の男性は「認めれば罪が軽くなる」と持ちかけられたと証言しており、違法な利益誘導による取り調べが行われていた可能性も指摘されている。結局、警察のIT捜査の稚拙さをカバーすることができず、強引に自白を迫るというアナログ手法から抜け出すことができなかったのだ。
これはもう完全に警察の敗北と言って良い。恥の上塗りの上に更に泥を塗ったような結末だな。