ちょいオタおやじ (東京素描)

http://dessin.at.webry.info/200507/article_2.html

　まあ俺の場合、己の信じた道を邁進する気合いの入ったオタクにもなれず、かといってまっとうな大人にもなれない、そんな中途半端な人間ではあるんだけどな。だからちょいオタとかいって誤魔化しているわけではあるのだけれど。

　しかし、みんないったい自分の内なるオタとどうやって折り合いを付けておるのだろう。いやまてよ、別にみんながみんな折り合いをつけるほどのオタ成分を持っているわけではないか。

　雑誌「レオン」みたいなちょいワルおやじは、やっぱりセレブでカッコいいかもしれないが、あんな生活出来る人は圧倒的に少ないはずで、実際にはちょいヲタおやじの方が数的には圧倒出来るはずなんだが、声が小さいのかあまり目に見えてこないよなあ〜。年を食うと良くも悪くもヲタ成分は少なくなっていくものかもしれない。

　しかし、折り合いをつけれない私も結局は中途半端なヲタクなので、一生仮面一般人を装って生きていくのかな〜！？ いや、それ以前にいい年して結婚しない(出来ない)ので、どこかおかしい人とはすでに世間に思われているかもしれない。

　つきあい上の飲み会か何かで、ふとゲームの話になって「（ファミコン、スーファミ時代は）ドラクエとかやったけど、さすがに卒業したなあ」なんて聞くと、年甲斐もなくメラッときたりして。バカヤロー、勝手に卒業にすんじゃねーよ、そんなんはドロップアウト、中退っていうんだよ。いや、それどころかてめーなんざ校門すらくぐっちゃいねーんだよファックオフ！　とか思ったり。俺ぁ今でも現役ゲーマーだよ「地球防衛軍２」の発売を心待ちにしてんだよバカヤロウ。そりゃあ、時にはPARでズルするヌルゲーマーにはなったけどさあブツブツ…（※非オタの人のための註　PARは自キャラを無敵にしたり、レベルを最大にしたりといったことができるゲーム改造ツールです。プロ・アクション・リプレイの略）。

　自分もこの人の心情に近いな。(笑) ぶっちゃけ、おっさんになっていくとゲームは買ってもやる時間がない。私の同世代がみんながはまったストⅡなどの格闘ゲームは対戦相手がいないとそのうちやらなくなる。それこそ同世代の連れがみんな結婚して1/1プリンセスメーカーなんかを本気でしだすと、「鉄拳5」を買っても誰も遊びに来ないのだ。「ちくしょー、みんな格闘ゲームを中退しやがってっ！！ こちとらまだNeo-Geoもバリバリ可動するぞっ！！」(NGは押入れに閉まっているが)と、いいつつ「ワンダと巨像」ごときで3D酔いした私もリングアウトでゲーム引退ということになりそうだ…。

　だが、しかし、「To Heart2 X-Rated」で学生生活には2年ぶりくらいで入学し直すつもり。(駄目じゃん…) また、「キミキス」でも高校入学するつもりだが、ときメモオンラインの高校には入らない予定だ。(聞いていない)