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アキバ系バイク族は要注意、ホコテン駐車も即アウト!秋葉原駐車場ガイドで「新道交法」に備えろ (デジタルARENA)

http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20060529/116882/

 改正道路交通法秋葉原にも大きな影響を与えそうだ。

 そりゃ秋葉原みたいな繁華街とか都市部には電車で来るのが一番正しいのかもしれないが、高い電車賃を払うぐらいなら行かないという選択肢を取る人もいるだろう。警察の天下り先の取り締まり民営団体(民間駐車監視員)が張り切れば張り切るほど、車・バイクでの来訪者が減り、そもそも秋葉原に人が来なくなるというシナリオにならないといいのだけど…。私のいる大阪の電気街・日本橋も警察がバイクの放置している場所をチェックしていたので(その時には駐車違反切符を切っていないが、位置の確認はしていた。)、もしかしたら6月以降、バイクの一斉の取締りがあるかもしれない。そのわりに違法DVD出店は今まで見て見ぬふりで素通りしていたのにね。(この前、一斉取り締りをしたみたいだが、全然減っていないねえ。)

 車の人にとってバイクは邪魔以外なにものでもないかもしれないが、駐車に関しては車ほどは邪魔にはならない。また、車の駐車場はたくさんあるが、バイクの駐車場というのは実際にはほとんどない。大型店舗などの駐車法にバイクの駐車場を作る義務がないのだから店側としては当たり前のように作らないし、自転車の置く場所を作る義務があるので作る。自動車と自転車の間にあるバイクは今まで見逃していたといえば聞こえはいいが、法の整備を怠っていたともいえる。その中途半端な状態で取り締まりだけ強化しても「おいおいじゃあ、我々はどこに停めればいいんだよっ!!」という話になるのは当たり前だろう。逆に言うと、バイク便やそば屋の出前などは、どこにでも停められるから、バイクを利用しているわけで、これらを違法駐車バイクと同様に取り締まるとしたら反発を買うのは必至だ。警察も「止める場所がないならバイクを使うな。」とはっきりは言わないが、まあその態度だけを見ればそういうこととして取ってもまず間違いないと思う。それに腹立つことに、公務員もどきの郵便局のバイクや車などは公共性の高いものとしてこれらの新交通法では対象外らしい。おいおい民営は圧迫ですか、佐川やクロネコなどは公共性が無いと言うのか、「ゆうパック」は普通の運送業とどう違うのか、米屋、酒屋の訪問販売も例外なくきっちり取り締まるというのに、郵政公社は見逃しですか、そうですか!?

 なお、私の聞いた話では、警察は車・バイクともあわせて240万(95年)件の駐車違反取り締まりから150万件(05年)と下がっていたので、大阪府警などは今までの3倍くらいに取り締まりを強化すると息巻いているらしい。はりきってまあ、大阪と頭につく公務員は私が大阪に来てからこのかたちゃんとした仕事をしてくれた試しはないのだが…。(そりゃ人口も神奈川に抜かれるわっ!!) まあ、はっきりいって、自分達は仕事もしないのにお金が入ってくるし、2007年の大量退職OBの天下り先も確保出来て、警察的にはまったく良いシステムだと思う。民間駐車員を教育するのも警察OBがやり、その認定も警察がやる。そもそもこの民間駐車監視員というのも、地方自治体の他に、警備保障関連などの会社の人が多数おり、その警備会社に指導員などと称して警察OBがたくさんいる会社の方がその認定もスムーズにいくだろう。ま、駐車監視の経験者であるとか、裏技を知っているとかもあるだろうが、認定を警察がやるのならその民間に行ったOBが警察の後輩に「まあ、よろしく頼むよ。」と言った方がスムーズに行くのはま、予定調和の循環システムだよな。うん、よく出来ている。警察は、この民間委託により警察官の余剰人員500人が出来、治安維持にあたれると言っているが、やり方がまずいとさぼる警察官が500人増えるだけだ。あと、なぜか一部の金が還元されて、地方自治体も儲かるらしい。う〜ん、どういうシステムでそうなるのかイマイチ分からないんだけど、駐車違反の取り締まりが増えればそれだけ地方自治体の収入が増えるというシステムだとすると、これから先、取り締まりを強化することはあっても緩くなるということはない。まったく誰だよこんなシステム考えた奴は!?


[追記] 関西ローカルのニュースを見たところ、大阪では最重要取り締まり区間はやはり繁華街である梅田、難波、それを繋ぐ御堂筋あたりが該当するらしい。日本橋は最重要地帯ではないが、それらの地域に隣接しており、「最」ではないが重要取り締まり区間には入っているようだ。と、いうわけで自分はもうバイクではそこらへんは近づかないことにする。私のように考えて、繁華街に来なくなる人が増え、街が寂れていくのなら、それは多分民間駐車監視員のせいだ。(決め付け)
 だいたい民間駐車監視員をみなし警察官とするってなんだよ!? 公務執行妨害で逮捕出来るといっても、公務執行妨害は基本現行犯じゃなかったっけ!? 民間人が民間人を逮捕出来るの!? トラブル対処のためにしばらくは警察が同行って、それ下請けに出した意味ありませんからっ!! なにより民間人が民間人を監視するようなシステムは、ドイツナチスユダヤ人がユダヤ人を取り締まる民間警察などのシステムと根底は同じものを感じてしまう。(言い過ぎ)


[追記2] 民間駐車監視員の平均年齢は52.3歳とかなり高齢らしい。これだけでも新たな職業を創出した割に、若者の雇用改善には少しも寄与せず、天下りっぽいなあと感じる。どうやってこの仕事に流れ着くのか知らないけど、資格がいる以上、ただの高齢者はまず採用しないだろうしなあ…。(資格者の人数は1万5千人くらい) 本来こんな炎天下での立ったままでの仕事を老齢の方にやらせるのは反対だ。(天下り野郎は氏ねと思うけど、監視員の仕事そのものはきついしご苦労様だと思う。)


 東京などでは100万の車が1日に入ってくるが、その場所にいまだ10万台くらいの駐車場しかないとすれば、残りの90万台は違法駐車せざるを得ない状況がある。まずはその環境を整えてから取り締まれよなあ…。


・関連リンク あすから民間委託の駐車監視員制度 “本番”直前準備OK (中日新聞)

http://www.chunichi.co.jp/00/kgw/20060531/lcl_____kgw_____000.shtml