それでは現場からお送りします (Poison reverse)
http://d.hatena.ne.jp/soel/20070611/1181571009
ただ、へっぽこでもできちゃうというのが非常に問題です。
弾氏が指摘するとおり事故率が非常に高くなる。
もしグローバルIPアドレスが重複してしまったら・・・・
NW業界から間違いなくハブられます。
ある意味サイバーテロです。
しかもインターネット規模での検証環境など作れないので実質検証不可です。
重複してないか厳密に調査する以外に方法がありません。となると弾氏の主張が正しいのかというと、そうではないと思います。
というのもIPv6に切り替える作業がとても難しいからです。
新たにIPv6ワールドを作ってそこに構築するのであれば、簡単ですが、
IPv4に乗り入れるとなると、上記のような事故率は同等か
運用実績が乏しいためにそれ以上になることが予想できます。
余談ですが、
特に某C社のルータはIPv4ですらあの状態ですから、
IPv6にすんなりと意向できるとは・・・
ふむふむ、なるほど。
■関連リンク IP アドレスは足りるのか (どさにっき)
http://ya.maya.st/d/200706b.html#s20070611_1
_ 今みたいにメールと Web だけでほとんど用が済むのであれば、たしかに IP アドレスの再配分だけでなんとかなるかもしれない。が、まずその仮定を暗黙の了解とせず、ほんとにそうなのか検討しなくちゃダメでしょ。で、検討してみるに、メールや Web のような旧来のデータ通信だけでなく、電話やテレビ放送なんかの機能も IP 網にのっけるいわゆるトリプルプレイ(もうこの言葉ははやってないけど)やら何やらがもうすぐそこまできている。用途はどんどん広がってるわけ。家電インターネットは何年前かは冗談だったけど、HDD/DVD レコーダーの番組表だとか家庭用ゲーム機だとかなんとかで普及がはじまってきている。この先もどんどん増えるだろう。これからも今と同じ、なんてずいぶん楽観的な推測だと思うね。こいつらも今のところは NAT でなんとかしてるから IP アドレスの消費は抑えられているけど、この先もずっとそれでなんとかなると期待するのはかなり無理があるんじゃないかな。
_ v4 アドレスが潤沢にあって v4 堅持派とみなされているらしいアメリカでも、一部の ISP は自分たちのビジネス(おもにトリプルプレイ関連)を拡大するためには自分たちの持っている IP アドレスだけじゃ足りないと気づきはじめているらしい。ネットワークに疎い一般の人にセットトップボックスを買ってもらうには、めんどくさい NAT じゃダメ、と。ソースなしの伝聞なのでアレだし、そもそもやつらは IP アドレスを節約しないでじゃぶじゃぶ使う考え方に慣れちゃってるのであんまり参考にはならんかもだけど。
_ NAT で現状困っていないアプリケーションならば今後も NAT のままで困らないだろう。でも、その影で内から外へ出るのは自由だけど外から内に入るのはめんどくさいという性質の NAT が普及しちゃったおかげで苦労しているアプリがあることも忘れちゃいけない。 NAT ってそもそも IP アドレスが足りないのをなんとかするトリックにほかならんわけで、それが一般的な技術になっている時点でおかしい。v4 アドレスは枯渇しない、ではなく、とっくに枯渇してるけど錬金術を発明しただけ。でも錬金術で生み出されたのはまがいものの金であって本物の金じゃないからあちこちで化けの皮がはがれる。それを隠すためにまたわけのわからん手品で隠す。その繰り返し。
■関連リンク 第二回 池田氏と小飼氏のIPv6論争 (真夜中は別の人)
http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20070611/1181557091
論旨は一貫していて、おおざっぱにまとめると以下の通りである。
1. 現状で、IPv4のアドレス空間の利用率はまだまだ低い。
2. NATなどの技術の発展により、当初見込みよりIPv4の寿命は長くなっている。
3. 最短でも2020年くらいまでは心配ない。
4. アドレスの配分を工夫すればもっともつ。
5. 最悪枯渇する日が来てもずいぶん先だから、今からIPv6を準備しても、使わないうちに時代遅れになっている可能性が高い。
6. そんなものに税金を投入するのは無駄になる恐れが強い。
7. やめれ。
2007年大会、つまり今回の対話では、池田氏が上記4のアドレスの配分についてオークションによる市場化を提案されたわけだ。対して、小飼氏はネットワークの構成の変更はそんなに簡単なものではない→IPv6に移行した方が安上がりと主張されている。
2006年大会、つまり昨年の対話では、池田氏がIPv6の仕様がRFC化されてから8年たったのに全然普及が進んでいないのは、つまり不要だからだ、と主張。これは上記5の話題だろうか。これに対して小飼氏はIPv4の普及だって四半世紀かかったのだから、8年くらいで諦めるのは早いと主張されている。
ざっくり言ってしまうと、御両氏の意見の違いは要するにこの問題に割り当てるタイムスケールの違いではないかと思える。池田氏はまだまだIPv4はもつし、もたせるための手段はこれだと提案し、小飼氏はそれでもいつか限界が来るし、無理に引き延ばそうとすると高くつく、と主張されているわけだ。
うわー、1年前からこの論争はあったのか……。これはちょっと自分の考えも改めないといけないな。池田氏は素人というわけでもないんだね。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/800223c4fbd2e00422744716a596b70f
■過去リンク IPv6は忘れた頃に普及する (404 Blog Not Found)