caprinのミク廃更生日記

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中田氏“初仕事”で大黒スカウト (Sponichi Annex)

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/07/09/01.html

 子供を作れって、お前が作れよ…。


・関連リンク 中田英寿続き (狂童日報)

http://d.hatena.ne.jp/qushanxin/20060710

今はどうだろうか。傍目から見て選手はクソ真面目になった。かつてよりレベルも上がったのだろう。だが楽しさや明るさがいま一つ感じられない。インタビューでも、軽い冗談一つでてこない。正直言って、苦しんでサッカーをやっているように見える。カズダンスのようなふざけた真似は、Jリーグでもできる雰囲気は今はないだろう。10年前は一野球ファンとして、明るく華やかなサッカー界が少し羨ましかった。今は、プロ野球人気も凋落しつつはあるが、そんな風には思えない。Jリーグは地元のコアなサポーターだけが観るものになり、世界の大物選手もさっぱり来なくなかった。それが悪いとは一概には言えないが、ちょっと寂しい感じはするだろう。

 う〜ん、今回の日本代表に明るさは必要だな〜とは思った。もうちょっと大黒が中山ゴンみたいなムードメーカー的な役割を果たしてくれたら少しは雰囲気が変わったかもしれない。ただ、中山は中田より年上であり、「このやんちゃ坊主めっ!!」と中田をうまいぐあいに軽くあしらっていたのに対し、今回は中田が一番の年長になったため、彼をおちょくったりいじくる人がいなくなり、結果として全体的にチームの雰囲気が重苦しくなったのだと思う。大黒が中田を畏怖の念で見ることはあっても、中田をおちょくる姿はさすがに想像出来ない。
 だから、なんていったらいいのかな、チームの雰囲気を重くした主原因は中田にあるのかもしれないが、それは結果そうなったのであり、その雰囲気を変えることが出来なかったのは、中田個人だけの問題ではなくチーム全体の責任であるように思う。また、国内組中心でアジアカップを勝ち抜いた結果、国内組は結束が高まったが、最終的には海外組がレギュラーをかっさらっていくなど、国内組と海外組の軋轢も目立った。ただ、これも日本の選手が海外にどんどん出て挑戦していく中、今回の大会で初めて日本代表が経験したことなんだよね。全員のスケジュールが揃わない問題、海外組の時差ぼけやコンディション調整など、考えないといけないことは多い。

 Jリーグに関しては、地域密着こそが発足当時のお題目だったと思う。つまり、プロ野球チーム12球団のいない地域にサッカーを浸透させるということから始まっているので、地元のコアなファンだけっていうのはもともとそういうもんかと。もうちょっと日本全体が盛り上がって欲しいと思うのは、おっしゃるとおりだ。どうも野球ファンの目が日本のプロ野球ではなく、アメリカのMLBに向かっているのと同じで、サッカーファンのマニア層がJリーグではなく、ヨーロッパ・リーグに向かっているように見える。

私はサッカーは素人なので敢えて乱暴なことを言うが、やはりかつてのカズや中山などの、「目立ってやろう」精神はやはり不可欠なのではないだろうか。これは単にそのほうが見た目に華やかで人気が出るというだけではなく、世界で勝つためにも必要なのではないだろうか。中田英寿は生真面目に実力で威圧するタイプである。彼がチームの中心になると、他の選手も一か八かの派手なプレーよりも精度の高いプレーを心がけるようになり、マスコミへの軽いリップサービスも控えるようになる。しかし、W杯を見ていると世界にはそういう「見た目」「華やかさ」も意識している雰囲気のあるスター選手が多そうである。そういうある意味で「不純」な気持ちが、ゴール前の強さにもつながっているような気がする。実際はよくわからないけど。

 あ〜、中田も基本的には派手好きだと思う。あのイタリアから日本に帰ってくるたびに空港で奇抜なファッションを見せつけていたしね。
 中田は、キャリアの中でトップ下からさらにボランチあたりもこなすようになってから、自分でシュートすることよりも人にキラーパスを出すことに喜びを感じるようになっていったので、イタリア移籍当初の派手さはだんだん無くなっていったかもしれない。また、パスで言えば、基本は正確無比で精度の高いパスがいいのだろうが、中田のはボールを受け取る側にはやさしくないパスであって、エンゼル・パスと言われるようなパスを受け取る側を思いやったパスは中村や小野らの方が得意で確実だった気がする。これは、どちらがいいかは状況によるので一概には言えないのだけど、ワールドカップクラスでは相手DFも予測出来るパスだけではシュート出来る状況まで持ち込めず駄目だったという気はする。

 あとFWのカズや中山に派手さ求めるは当然だけど、MFの中田の派手さはちょっと求めるところが違うかな、うんトップ下なら派手であるにこしたことはないけど、ボランチになるとまた状況が変わってくる。DFの宮本に派手さを求める必要がないように。
 リップサービスに関しては、中田は確かに良くないね。あの身も蓋もない言い方は最後まで変わることがなかった。


・関連リンク 2002年の日本代表 (再掲)

http://www.youtube.com/watch?v=fuyQmX9vN74

 カメラが回っているけれど、絶対前の代表の方が雰囲気がいいよなあ。中山がムードメーカーになって、中田もゲームでは司令塔だけど、リーダーになる必要はなくて楽だったと思う。


・関連リンク 中田引退 (サッカーは何を気づかせるか)

http://d.hatena.ne.jp/bikkurimark/20060703/p3

 中田選手について、私の思いは複雑で、好き・嫌いという単純な言い方でも、両方の感情がある。長所に見える点と短所に感じる点が表裏一体で、ひと言で言い表しにくいアンビバレントな存在なのだ。たぶん多くの人が似たような思いだろう。

 オシム監督が「日本人には中間に甘んじる『OKメンタリティ』がある」と語った記事を読んだ記憶があるが、中田選手の強い精神力は、この「OKメンタリティ」とは無縁だ。その自尊心の強さに関しては「自分を甘やかさない」という意味で、とても尊敬している。私はまさに「OKメンタリティ」の持ち主だからだ。しかし、その強い精神力(信念)でチームメイトの後輩たち(多くは年上に対して遠慮がちな典型的な日本人)に対峙する時には、対応の選択肢があまりにも貧困なので唖然としてしまう。プレーに関しては視野の広さや賢さを感じるのに、なぜ人間関係では、かくも単純なプレーしかできないのか、というもどかしさを感じてしまうのだ。

 彼もイチローみたいに結婚していたらもうちょっと変われたかもしれないと思う。イチローも以前はどちらかというとストイックな性格でマスコミに受けが良くなかったが、マスコミやTVをよく知る女子アナと結婚することで、その態度に変化が見られるようになった。WBC(ワールドベースボールクラシック)では、そういうイチローの変化がとてもうまく作用して、後輩の選手に「イチローさんがあんなに熱い人だったのかっ!!」とか、「あこがれのイチローさんだけど、結構気軽に声をかけてくれた。」とか、チームの団結に一役買ったところがある。
 思うに中田も仲間に馴染もうとする努力はしたのだけど、ストイックな態度でワールドカップは最後までうまくいかなかったように見える。


・関連リンク 中田の提案を断り寄せ書きをしなかったメンバーが確定! (オレ速vip)

http://www.oresokuvip.com/destiny/log/eid385.html

 意外な人もメンバーにいたようだ。しかし、79年生まれ世代とここまで中田がうまくいってなかったとは…。まあ、ボスは小野だな。そして、中村は寄せ書きに参加したようだが、日本代表の最終戦ブラジル戦では、中田と中村のパスまわしはほとんど見られなかった。
 みんな仲良くしなきゃ、ワールドカップで勝てるわけないじゃん。