JASRAC、独占禁止法違反の疑いにより、立ち入り調査開始!! とりあえず今日の動きをまとめ
公正取引委員会がついにやってくれたっ!! 日本の新しい夜明けだっ!!
カスラックオワタ\(^o^)/
\(^o^)/日本ハジマタ
キ タ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ヽ\ // _, ,_ 。 ゚ (゚∀゚)っ ゚ (っノ `J
しかし、ちょっと冷静になって考えてみると、これは『包括的利用許諾契約』が公正取引委員会的にアウトという判定なのか!? 実は包括契約はJASRACの数少ない存在意義であって、なんか公取委もあさっての方向を向いているような気もする。天下り団体同士で仲良く裏で示し合わせがされていないことを切に望む。
あと、1時くらいから全然TVでJASRACのニュースが流れないなあ!? 報道規制でもあるのか!? 報道ステーション、WBS(ワールドビジネスサテライト)ではJASRAC報道は完全にスルーだった。また、NHKも一部のニュース番組の「今日のトピック」で軽く紹介する程度で、これまた華麗にスルーする番組もあった。
■関連リンク 音楽著作権管理、JASRAC独占の疑い・公取委が立ち入り (NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080423AT1G2301G23042008.html
音楽の著作権管理事業を巡り、自らに有利な内容の契約を放送局と結び、新規事業者の著作権管理市場への参入を不当に締め出した疑いが強まったとして、公正取引委員会は23日、独占禁止法違反(私的独占)の疑いで日本音楽著作権協会(JASRAC)に立ち入り検査した。公取委による同協会への立ち入り検査は初めてという。
関係者によると、JASRACはテレビやラジオなど放送事業者が、経常事業収入から一定経費を差し引いた「放送事業収入」の原則1.5%を支払えば、JASRACが著作権を管理している曲を自由に使うことを認める「包括的利用許諾契約」を締結している。
放送事業者は、JASRAC管理下の曲は定額で使い放題である一方、別の著作権管理事業者の管理する曲を使う場合には追加支出が生じる形となっている。このため公取委は、放送事業者が新規事業者と新たな契約を結ぶことを制限しているとして、JASRACが市場を実質的に支配したと判断したもようだ。 (12:19)
キターーーッ!! 願わくば、予定調和的に終わるのではなく、JASRACの不透明な会計を世間にさらしてやって欲しい。公正取引委員会様、これから頼みますぜっ、本当に!! お土産をちゃんともらって帰ってきてよっ!!
■関連リンク JASRACに立ち入り検査、音楽著作権新規参入を阻害 (YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080423-OYT1T00390.htm
テレビで放送される音楽の使用料をめぐり、社団法人・日本音楽著作権協会(JASRAC、東京都渋谷区)が放送局との間で同業者の参入を阻害するような契約を結んでいたとして、公正取引委員会は23日、独占禁止法違反(私的独占)の疑いでJASRACを立ち入り検査した。
Click here to find out more!音楽の著作権管理は2001年10月の著作権管理事業法施行で新規参入が可能になったが、JASRACは著作権数で圧倒、依然として業界で支配的な地位を占めている。
業界関係者によると、JASRACはNHKや民放各局との間で、著作権を管理しているすべての曲の放送や放送用の録音を一括して認める「包括契約」を締結。使用料を実際に使用した回数にかかわらず、各放送局の前年度分の放送事業収入に1・5%を乗じた額と定めている。06年度は各放送局から計約260億円を集めた。
新規参入が認められた01年以降、10法人が文化庁に音楽の著作権管理業者として登録した。しかしJASRACが管理する曲数が圧倒的に多いため、放送局が他の業者と包括契約を結ぶ利点はほとんどない。
使った曲ごとに対価を支払う「曲別契約」という契約形態もあるが、すべての曲を把握するコストや労力がかかるため、ほとんど採用されていないという。
現行の契約形態では、放送局がJASRAC以外の事業者の音楽を使用すればさらに費用がかかるため、公取委はJASRACに著作権の管理を委託する傾向がますます強まって、競争が阻害される恐れがあると指摘している。
音楽の著作権管理は1939年施行の「著作権に関する仲介業務法」で文化庁長官が許可した1団体のみに認められてきた。このため、JASRACは01年に著作権管理事業法施行で新規参入が認められるまでの62年間、楽曲の著作権管理を独占してきた。
今月現在、JASRACに著作権の管理を委託する作詞・作曲家は約1万4500人で、06年度の徴収額は約1110億9832万円、分配額は約1106億5998万円に上った。
歴代会長には星野哲郎氏らが名を連ね、現在は船村徹氏、理事に荒木とよひさ、川口真両氏らが就任している。
(2008年4月23日14時32分 読売新聞)
■関連リンク JASRAC 音楽著作権で私的独占疑い(社会) (スポニチ Sponichi Annex)
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080423022.html
日本音楽著作権協会(JASRAC、東京)が音楽の著作権管理で放送局と包括利用契約を結び、新規事業者の参入を妨害する形になっているとして、公正取引委員会は23日、独禁法違反(私的独占)の疑いで立ち入り検査した。
音楽著作権管理事業は、JASRACなどの事業者が作曲家、作詞者などの著作権者に代わって曲の使用を許諾。使用者から徴収した使用料を著作権者に分配し、手数料を受け取る仕組みになっている。
関係者によると、JASRACはテレビやラジオなどの放送局と、曲の使用頻度に関係なく放送事業収入の一定率を使用料として受け取る「包括的利用許諾契約」を締結。大量に曲を使う放送局の使用状況は把握しにくいことから、1979年に制度が導入された。
2001年に音楽著作権管理事業への参入は登録制になったが、放送局側は圧倒的シェアを占めるJASRACの曲が使い放題。ほかの事業者が著作権を管理する曲を使う場合には追加支出が生じるほか、著作権者も曲が使われにくい事業者を敬遠する結果、参入は困難となり、私的独占の疑いが持たれている。
著作権管理事業のうち音楽放送分野の市場規模は約260億円で、JASRACのシェアは約99%。音楽の著作権管理事業全体でも、JASRACの使用料徴収額が1000億円を超えるのに対し、01年以降に参入した事業者は数億円程度という。
■関連リンク JASRACに公取委が立ち入り (ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/23/news051.html
公正取引委員会は4月23日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、音楽の著作権管理事業への新規事業者の参入を困難にした疑いがあるとし、独占禁止法違反(私的独占の禁止)の疑いでJASRACに立ち入り検査した。
JASRAC広報部は「詳細は確認中。検査には全面的に協力する」とコメントしている。
■関連リンク 公正取引委員会、JASRACに独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査 (Internet Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/23/19335.html
公正取引委員会は23日、独占禁止法違反(私的独占)の疑いで、日本音楽著作権協会(JASRAC)に立ち入り検査を行なった。公正取引委員会によるJASRACへの立ち入りは初めてだという。
立ち入り検査は、JASRACが放送事業者と結んでいる包括徴収契約などに関して行なわれている模様。JASRACでは、放送事業者に対して収入の一定金額を支払うことで管理楽曲の自由な利用を認める包括徴収契約を結んでいるが、こうした契約が他の事業者の参入を制限していると判断したと見られる。
JASRAC広報部では、立ち入り検査が行なわれた理由などについては把握できていないが、今後、結果を踏まえて適正な対応を行ないたいと説明している。
■関連リンク 公正取引委員会、JASRACに立ち入り検査--著作権管理市場を独占の疑い:ニュース (CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20371984,00.htm
公正取引委員会は4月23日、独占禁止法違反の疑いで日本音楽著作権協会(JASRAC)に立ち入り検査した。著作権管理市場への新規参入を妨げた疑いがもたれている。
JASRACは放送局と著作権使用に関する包括利用許諾契約を結んでおり、NHKおよび地上波放送局に対して、放送事業収入の1.5%を使用料として徴収する代わりに、管理楽曲については自由に利用できるようにしている。公正取引委員会はこの点において、他の著作権管理団体の新規参入を妨げている疑いがあると判断した。
今回の件についてJASRACでは「公正取引委員会の調査には全面的に協力する。また、結論を待って適正な対応をしていく」とコメントしている。
■関連リンク 音楽著作権、私的独占疑い…JASRACに立ち入り (ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_04/g2008042322_all.html
日本音楽著作権協会(JASRAC、東京)が音楽の著作権管理で放送局と包括利用契約を結び、新規事業者の参入を妨害する形になっているとして、公正取引委員会は23日、独禁法違反(私的独占)の疑いで立ち入り検査した。
音楽著作権管理事業は、JASRACなどの事業者が作曲家、作詞者などの著作権者に代わって曲の使用を許諾。使用者から徴収した使用料を著作権者に分配し、手数料を受け取る仕組みになっている。
関係者によると、JASRACはテレビやラジオなどの放送局と、曲の使用頻度に関係なく放送事業収入の一定率を使用料として受け取る「包括的利用許諾契約」を締結。大量に曲を使う放送局の使用状況は把握しにくいことから、1979年に制度が導入された。
2001年に音楽著作権管理事業への参入は登録制になったが、放送局側は圧倒的シェアを占めるJASRACの曲が使い放題。ほかの事業者が著作権を管理する曲を使う場合には追加支出が生じるほか、著作権者も曲が使われにくい事業者を敬遠する結果、参入は困難となり、私的独占の疑いが持たれている。
■関連リンク JASRACに独占禁止法違反の疑い、公正取引委員会が午前中から立ち入り検査中 (GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080423_jasrac/
また、NHKが報じたところによると、今回問題とされたのはJASRACが各放送局の放送事業収入に対して一定の割合で著作権料を課している包括契約についてのもので、これが平成13年に行われた著作権管理事業法の改正によって可能となった、音楽著作権の管理を行う新規事業者の参入を妨げているとして、独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会が午前中から立ち入り検査に入ったとのこと。
ちなみに新規事業者には先日YouTubeと音楽著作権契約を締結したJRC(ジャパン・ライツ・クリアランス)などがあります。
そしてこの検査に対してJASRACは「真摯に受け止め全面的に協力、結果が出次第、迅速に対応したい」としています。
■関連リンク 日本の音楽業界再生か?JASRAC、独占禁止法違反の疑いで立ち入り (デジタルマガジン)
http://digimaga.net/200804/jasrac-is-doubt-of-the-violation-of-antitrust-law.html
日本の音楽業界を牛耳っているJASRACが独占禁止法違反で立ち入りを受けたとTBSのニュースで放送された。素直な気持ちを述べてしまえば「ざまあみろJASRAC」である。
JASRACはその異常に高い著作権料、その分配方法の不明瞭さ、徴収の不公平さ、そして使途不明金の多さなど、叩けばいくらでも埃が出てくる天下り団体だ。
今回なぜ立ち入りを受けたのかというと、法律改正で新規参入が認められるようになったが、参入を妨害して他社の参入を困難にした疑いがあるためだそうだ。
自分のところがおまんまの食い上げの危機だからといって法律に違反するのはよろしくない。
JASRACがつぶれ、まともな著作権管理会社が入ってくるようになれば日本の音楽業界も再生するかもしれない。
■関連リンク 「JASRAC」を、独禁法違反の疑いで立ち入り検査…公正取引委員会 (痛いニュース(ノ∀`))
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1117453.html
本スレは、30分も経たずに、1000までいくスピードの速さ。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014163501000.html
■関連動画 「公取委、ジャスラックを立ち入り検査」 (News i)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3835499.html
音楽などの著作権を管理している「ジャスラック」、日本音楽著作権協会が新規事業者の参入を困難にしたとして、公正取引委員会は立ち入り検査を行っています。
独占禁止法違反で立ち入り検査を受けているのは、東京・渋谷区の社団法人「ジャスラック」、日本音楽著作権協会です。
「ジャスラック」は、作詞家や作曲家などの著作権者に代わり、放送局などから音楽利用料を徴収し、分配しています。
こうした著作権管理業務について、2001年の法改正で新規事業者への参入が認められたにもかかわらず、「ジャスラック」はその参入を不当に困難にしたということです。
これについて公正取引委員会は、「市場を実質的に支配するもので独占禁止法違反にあたる」と判断、立ち入り検査に乗り出したものです。
「ジャスラック」は、「詳細は把握していないが、立ち入り検査には全面的に協力している」としています。
■関連動画 しかし、即座に削除 『JASRACに立ち入り検査、独禁法違反の疑い』 (ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3076614
こういう時の仕事は速い!!
■関連動画 JASRACを独禁法違反の疑いで立ち入り捜査 公正取引委員会 (ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3077090
ラップのカスラック賛歌。これはひで〜。(笑)
■関連動画 僕らカスラックだから(みくすびとREMIX) (ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1631317
Remixだけど、こっちは歌詞も分かる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1833105
テキストでJASRACの問題点を提示。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm317244
有名な動画。とりあえず逮捕!!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm839368
こちらも有名な動画。ミッ○ーとカスラックは恐ろしいぜ!!
■関連動画 【初音ミク】あゝかすらっく哀歌(J@SRAC)【著作権】 (ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1807659
■関連音楽 JASRACのテーマソングと漫画コーナーを用意してやったぞ見たり聴いたりしろ (ニューキャラクターJASRACのホームページ)
◆参考リンク JASRACから著作物を守ろう
◆参考リンク 小寺信良:「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言 (ITmedia +D LifeStyle)
◆参考リンク 音楽著作権の独占管理改めよ 坂本龍一 [対談]坂本龍一+田辺美鶴7/7 (ICC Online)
◆参考リンク iPodの著作権料 朝日「誤報」の裏の裏 著作権者に未配分の構図は、音楽業界の「社保庁」を思わせる。お粗末なJASRACの管理の実態が浮き彫りに。 (FACTA online)
◆参考リンク JASRAC vs 週刊ダイヤモンドの争点を見直してみるよ (P2Pとかその辺のお話@はてな)
◆参考リンク 夏休み雑談・作曲家と著作権 (月刊クラシック音楽探偵事務所)
◆参考リンク JASRACの暴挙をまとめるページ(増田出張版)
◆参考リンク JASRACが漫画の著作権も守ります!!! (( ;^ω^)<へいわぼけ)
◆ネタリンク JASRAC (アンサイクロペディア)
◆ネタリンク JASRACの脳内イメージ
◆自サイトリンク JASRACという音楽やくざ (caprinのヲタ更正日記)
ビリー・ジョエルの曲をハーモニカで演奏していたバーのマスターが逮捕!? 新潟の老舗ジャズ喫茶に550万円の損害賠償請求!? 近年、とみに増加する音楽著作権訴訟。そして常にこの問題の中心にいるのが、JASRAC(日本音楽著作権協会)。だが、その情け容赦ない取り立て手法に、ネット上では批判が相次ぎ、利用者からは不満の声が噴出中。JASRAC問題の真相を追及する、魂の一冊。
■■テキスト集■■
□クリプトン社長:伊藤博之氏 クリプトン・フューチャー・メディアに聞く(4) 最終回:JASRACモデルの限界を超えて――「初音ミク」という“創作の実験”
「JASRACはありがとうを届けない」――伊藤社長は言う。JASRACを含む音楽著作権の仕組みは、対価を稼ぐためのプロ作品が前提で、ユーザーがアーティストに届けられるのはお金だけ。支払った著作権料は、JASRAC、音楽出版社、事務所とたくさんの“中間搾取”を経てやっとアーティストに渡る。
□ミュージシャン:坂本龍一氏 A nous, la Liberte! 坂本龍一「音楽著作権の独占管理を改めよ」 (自由を我等に)
しかし現状は、音楽著作権の仲介業務は仲介業務法によって規制されており、仲介業務を行おうとする者は、文化庁長官の許可を受けなければならない。しかも1939年の仲介業務法制定当時から、音楽著作権の仲介業務を行う団体として許可を受けているのはJASRACだけという独占状態である。さらに JASRACに仲介業務を委託する場合、たとえば演奏権だけの仲介を委託したり、著作者が著作権の一部を留保したりすることは認められていない。著作権のすべてを信託譲渡することになっており、競争原理がまったく働かない状態になっている。
また、多岐にわたる権利を一括して信託譲渡することしか許さない現在のシステムは、自由競争を阻害するばかりでなく、作品の利用条件や対価を自らの意思によって決定する著作者の自由を完全に奪ってしまうものである。これも改める必要がある。特に、ネットワークにおける音楽の配信については、著作者が利用条件を設定して著作権流通を管理することが可能であり、一律に管理団体に信託させる必要は全くない。その他の権利についても、同様に自己の直接管理とすべきか、管理団体に管理を委託すべきかは著作者が自由にコントロールできるようにすべきであり、管理団体に委託する権利の内容は、著作者が選択できるようにすべきである。
ネットワークによる作品の発表が可能となった現在、自分の作品をいつ、どこで、どのような方法で発表・提供するかの自由も必要である。文化的な豊かさは、作者の精神的自由が保障されないところにはあり得ないからである。
□ミュージシャン:平沢進氏 「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言
――平沢さんのようにミュージシャンが自分で著作権を管理するためには、何が必要なんでしょう。法的知識だったりパソコンの知識だったり……。
平沢氏: まず著作権というのは、何もしなくても法律で保護されているんです。勘違いを起こしやすいのは、著作権管理団体が、著作権保護のために戦ってくれるのではないのか、という点です。そもそも使用料を徴収している団体というのは、単に料金徴収団体ですので、トラブルが起こったときには解決してくれません。私は何回もトラブルに巻き込まれていますが、ああそれは当事者同士で処理してください、ということになるんですよ。つまり著作権は、第三者がガードしてくれているわけではないということですね。
□ミュージシャン:萬Z(量産型)氏 03/12/21(日)ゴメンナサイ・・・ (manzo日記「問わず語りでアイスマン」)
それから、この楽曲は、かの糞阿漕音楽著作権団体に登録されてしまいましたので、営利非営利目的を問わず、転用転載は避けた方がよいと思います。(それどころか、著作者が「無料で音楽データを配信したい」と申し出ても認可されにくい場合がありますと聞いて僕も石川氏もビックリ。著作者より管理者がエライ。俺は荘園で働く農民みたいだ)
相方が笑えるネタとして気に入っていた個人ページにある曲が使われていたのですが、先日JASRACから通知が来て削除しないと使用料徴収するって言われてやむなく削除したそうです。相方がすごくがっかりしていた…。
ネットからMIDIを一掃し、個人ページからも使用料を徴収するというJASRAC。私もJASRAC正会員だけどその中では若年のぺーぺーだし、政治力一切ない…。層々たる顔ぶれの評議員と親交も一切ないので(評議員選挙のためもあって、正会員になった途端他の有名どころ含めて正会員の人たちがらどさどさ年賀状とか来たんだけど、面倒なんで私は一切年賀状も出さなかったものぐさ…。評議員や理事はそんなにおいしいのだろうか…)。総会に参加したのも2回だけ。そこでも聞いてるだけ(怖くて発言なんてできない)。権利に群がるのは政治家だけじゃないなあとつくづく思います。
しかし、著作権法では、著作者本人が「それは著作権侵害である」と訴えない限り問題にはならないはず(だと思う…)。そして、フェアユース(無料で音楽を使用する)場合まで何故お金を徴収するのでしょう。ちまたで誰かが歌ってくれたりMIDIファイルにしたりするのは、「音楽の振興と普及」に貢献することであるし、曲のパブリシティ(宣伝)になることではないのかなあ。お金取ってCDを聞くとかカラオケやるとかなら使用料が発生するのは当然。だけど、お金を取ってるわけじゃない一般から徴収するのは、「音楽を楽しむな、広めるな」っていうようなものじゃないでしょうか。
徴収したお金だって実際作家本人にきちんと分配されてるわけじゃないわけで(物理的に使用された曲の内訳をすべてデータとして集めるのは無理だとは思うし、一括徴収だと曲目内容無しの徴収だからデータにできないのはわかるのですが…)。CDの売れ行きが下がっているのに、JASACの徴収額は右肩上がり。JASRAC側はそれを誇って報告してますが…。なんか腑に落ちない…。幼稚園にお遊戯で使った曲に対してある日突然10年遡って一気に請求するとかあるみたいだし…。なんか、やっぱり、腑に落ちない…。正会員がこんなこと書いちゃいけないとは思うけど…。アメリカなどはフェアユースに関しては徴収しないと聞いてます。なんか JASRACの著作権に関しての認識はズレてる気がしてなりません。
まあ、なんかいきなり疑問書き連ねてしまいましたが、怖くて総会でなんて発言できないへたれな私なので、ここでちょっと言ってみた…(ドキドキ)。だいたいホームページに自分の歌詞を載せるのも規約ではダメみたいなんですが…。著作者がいいって言ってるんだから、ええやんか…とか思う私は………やっぱり、間違ってるのでしょうか…(悩)。著作権より何より、自分の作品が巷で楽しまれるほうが嬉しいんですけど…。それで気に入ってもらえればCDだって売れるかもしれないと思うんだけどなあ…。JASRACの意義はまず「音楽の振興と普及」でしょう…?普及の阻害して、音楽文化にいいことあるのかなあ…と思う…ある日でありました。
□ノンフィクション作家、科学ジャーナリスト:松浦晋也氏 初音ミクとJASRAC
それでは、なぜJASRACがかくもネットで嫌われるのかといえば、ネットが出現したことにより、これまで存在し得なかったような新たな創造的な場が出現しつつあることに対して、従来の著作権の考えをそのまま拡張し、押しつけようとしているからだろう。
つまりJASRACは新たなテクノロジーの出現に対して、どのように対応すれば、よりみんなが音楽を楽しむことができるようなるか」という発想ではなく、「従来の著作権の考えに、いかにしてネットのような新しい媒体を組み込むか」という発想しか持てないでいるのだ。
JASRACは1994年に新橋から現在の代々木上原に移転した。その時に、JASRACから古賀政男音楽文化振興財団へ、ビル建設費用78億円が無利子で融資され、しかも完成後のビルにJASRACが入居したのだった。現在、JASRACと同じ敷地には古賀政男音楽博物館が入っている。
私も詳細は知らないのだが、8年前に関係者から聞いた時の口ぶりでは、先生-弟子の人間関係が非常に強い演歌関係者が「古賀先生のために」と、JASRACの資金を一部理事の協力を得て、その他のクリエイターに無断で古賀政男を記念する施設を作るために、不明朗ななあなあの意志決定で使ってしまったらしい。当時、カラオケ施設からの著作権料聴取が進み、演歌関係者はかなり潤っており、同時にJASRACでの発言権も増していた。
演歌以外からすれば「俺たちの著作権料をなんてことに使ってくれたんだ」ということになる。このことは、演歌とそれ以外のクリエイターの間に深刻な対立を引き起こした。結果、ただでさえまとまらない評議員会は、ますますまとまらなくなってしまった。
さらに困ったことに、演歌関係者の多くは技術革新に見事なぐらいに疎かった。つまり評議会で「新たなネット社会に合わせた著作権のあり方を考える」としても、かなりの勢力を持っていた演歌関係者は「なにそれ? そんなこと必要なの?」状態だったのだ。
ちょうど私が取材していた頃は、「こんなことではいけない」と、カシオペアの向谷実さんや、「うる星やつら」の音楽で知られる安西史孝さんなどが、評議員として活動を開始した時期だった。しかし、今のJASRACを見ると、どうもこの活動はなかなかうまくいかなかったように思える。
クリエイター側がこのような状態である一方で、事務方が力を持つ理事会は、基本的な体質が官僚である。つまり「権限を大きくする」という意識が先に立ち、事業目的にある「音楽の著作物の利用の円滑を図り、もって音楽文化の普及発展に資する」という部分への配慮が足りない。
権限第一の官僚的思考をJASRACに当てはめると、著作権の強化もネットからの徴収も、JASRACに集まる著作権料を増加させるので組織にとっての正義であるということになる。「取ることは、著作権者のためだ、その分著作権者にお金が回るのだから正義である」という大義名分もある。
この結果、JASRACは「取れるところからどんどん取る」というコワモテ体質になってしまい、今やネットでカスラックと罵られるようになっている――これが私の現状判断である。
□社団法人 日本音楽著作権協会 常務理事:菅原瑞夫 JASRACは「放送通信融合」の敵か味方か--菅原常任理事に聞く
個別の例として把握しているわけではありませんが、「作詞を手がけたミュージシャンに使用料を求めた」という事実は十分に考えられます。ケースによって内容は異なりますが、例えば詞を引用した出版物が出版社から発行されたものであれば、少なくとも出版社には使用料を支払う義務がある。
また、その引用楽曲に関する著作権が作家本人のみの権利ではなく、所属事務所などと分割所有している場合もあるでしょう。一端、所属事務所に分配金を収めて、その後、所属事務所から作家の手に渡るよう契約していることもあるわけです。
お話のケースにおいて、その作家の元に分配金が届いていないというのであれば問題はあるかもしれませんが、それはJASRACの関知するところではない、というより立ち入ることのできない部分です。
この機会にあわせて申し上げておきますが、音楽に関わるすべての権利処理をJASRACが行っているわけではありません。
「リセット」という言葉は、いっそ「一度、サービスを閉じてくれ」という権利者の本音が込められています。もちろん、それが困難な作業であることは承知しており、いかに軟着陸させるかがポイントとなるでしょう。
現実的に求めている内容は「違法なコンテンツを排除するスキーム」の作成です。その方法論、および実施のタイミングを明確にした時点で、契約に向けた判断、および調整を行うことになるでしょう。
正直に申し上げて、JASRACとしても正式契約できるに越したことはないのです。近年、音楽関係のビジネス成功例としては「着メロ」が挙げられますが、JASRACに入った手数料だけでも70億円規模に達しました。動画共有サイトについても、同様の展開を望んでいます。
そうなれば、うちは必ず儲かるわけですから。
公益法人がこれだけ面と向かって本音を言えるのがすごい。「音楽業界全体が儲かればいい」じゃなくて、「うちが儲かればいい」と来たかっ!!
また、そうした動画共有サイトにおけるコンテンツの2次利用が「新たな創造を生んでいる」との指摘もありますが、個人的には「切り貼り」は創造にあらず、と考えます。
すべてが「無料だからできたこと」と考えるのであれば、そのままビジネスモデルとして成立させるのは難しいかもしれない。それでもJASRAC管理楽曲を利用している以上、仕組みに当てはめる必要があります。その上でビジネスを成立させてほしいと願っており、またそれができると期待もしています。
□社団法人 日本音楽著作権協会 理事長:加藤衛 「いったいどこが問題なのか」――JASRAC加藤理事長、公取委の立ち入りに「不満」
加藤理事長によると、放送局との包括利用契約は「放送局からの強い要望で」継続しているという。「自由に楽曲を使えることで、音楽文化の多様性を担保している。エンドユーザーの要望にも応えているという自負がある」
それだけに「立ち入り検査を知った時は、おいおい、どこが問題なのさ、という気持ちが強かった。包括契約が問題になっていると聞いて二重に驚いた」と漏らす。
「公取委に対して『ほかの事業者の事業活動を排除している疑いがある』とは具体的にどういうことかと聞いたが、答えがなかった。言えないこともあるのだろうが、具体的な理由が分からないまま公取委に入られるのは、多少の不満はあった」
JASRACにコメントを求める取材も相次いだが「被疑事実が具体的に出ていないのに、憶測でコメントを言うわけにもいかない。わたしも言いたいことはあるが、具体的には申し上げられない」と話す。
調査の結果を受けて公取委はJASRACに対し、排除命令や課徴金納付命令を出す可能性がある。JASRACは調査に全面的に協力し、調査結果が出れば正式なコメントを出したいという。
「こういった問題に直面するのはJASRACの宿命。疑われたぐらいでピリピリしていてはいけない。かっかすることなく冷静に対処し、疑いを晴らしたい」
悪のヒーローでも気取っているのか!?
□株式会社テックバイザージェイピー代表:栗原潔氏 JASRACと信託契約を結ぶ場合の課題について
では、まず最初にJASRACに楽曲を信託するとはどういうことなのかについて考えてみましょう。「信託」とは、ある人が信頼できる人に自分の財産を譲渡して、その財産を運用・管理することで得られる利益をもらえるように取り決めることです。投資信託を考えるとわかりやすいですね。自分のお金を投信会社に預けて運用してもらって、手数料を差し引いた運用益を得るための仕組みです。もちろん、自分で自分のお金を運用してもよいのですが、プロが集中管理することでより効率的・低リスク・手間いらずの運用ができるわけです。ここでのポイントは、1)運用会社は財産から得られる利益を最大化する忠実義務を負う、2)お金を預けた人は運用には口を出せない(俺が出した金はこの会社に投資しろと言っても通りません)ということです。
JASRACに著作権を信託する場合も同じで、JASRACは著作者に代わって著作権という財産から得られる利益を最大化し(しっかり利用料金を徴収し、侵害行為があれば法的手段に訴えたりする)、著作者に還元します。また、原則的に、著作者は、個別の許諾に口を出すことはできません(したがって、川内康範先生が森進一に「おふくろさん」(オリジナル・バージョン)を歌わせないよう要求したのは法的には根拠がありません)。
この著作権信託によるスキームは著作者だけではなく、利用者にとってもメリットがあります。規定の料金さえ払えば、著作権者にいちいち許諾を得ることなく、楽曲を利用できるからです。放送やコンサートのたびごとにいちいち著作権者(と契約した音楽出版社)に許諾をもらう手続きをしていたのでは、金の問題以前に事務手続きの煩雑さで死んでしまいます。JASRACは何にでも金を取るという批判がありますが、裏を返せば、金さえ払えば世界中の膨大な楽曲を個別の手続きなしに好きに使えるというメリットがあるわけです。
なるほど、分かりやすいテキストで、JASRACに信託するメリットも分かった。しかし、たくさんの楽曲を複雑な手続きなしに使えるメリットは、主にTVなどの放送業界やレコード会社のメリットであって、クリエーターのメリットとは直結しないんだよなあ。また、メジャーレコード会社とミュージシャンが契約したら、自動的にJASRACの楽曲になっていたというのもよく聞く話だ。それってミュージシャンの知らない所で勝手に信託されているんじゃないの!?
そもそも信託先が基本的にJASRACしかないのも大きな問題だ。本物の投資信託なら一番儲けてくれそうな所を利用者が自由に選ぶことが出来るし、その信託先が不正を働こうものなら即座に解約して別の信託先に移すことも出来るだろう。しかし、99%の楽曲を抑えているJASRACの場合、競争原理は働かないし、不正を働いても誰も分からない。いや、本来は文化庁あたりが監査役をすべきなんだろうが、有力な天下り先を自らの手で潰すようなことを官僚がやるわけはない。
□IT・音楽ジャーナリスト:津田大介氏 ニコニコ動画とJASRACの提携で、「歌ってみた」「演奏してみた」が合法に
── JASRAC批判の中は、「回収した利用料が著作者にどう分配されているかが見えにくい」という意見もあります。これについてはどう思われますか?
津田 分配が不透明なのは、一概にJASRACだけの問題とはいいきれません。
きっちり使用料を回収しても、課金方法がブランケット方式(使用回数ではなく、一定の期間/割合で課金する方法)なっているものは、構造上きっちり分配できません。例えばテレビ放送局の場合、番組のBGMで流した曲を逐一報告すると手間がかかり過ぎるため、1週間といった単位の「見なし報告」で使用楽曲を報告していました。今はテレビで使ったぶんは1回ずつ報告するという方針に変わってきていますが。
金額的に零細な利用については、報告してもしなくてもあまり分配に反映されないなんて話もあります。逆にJASRAC会員のミュージシャンから聞いた話では、いきなりそこそこの金額が振り込まれて「何で急にこんなに金もらえるの?」と思ったら「放送使用料です」と説明されたようなこともあったりするそうです。
そういう曖昧な部分が「分配が見えにくい」という批判につながっているのではないでしょうか。
── JASRACが、小規模なカラオケボックスやライブハウスからも厳しく使用料を回収していますね。
津田 カラオケボックスやライブハウスは、一般企業に比べると利用料を取りやすい存在なのかもしれませんが、今はインタ−ネットなど音楽が利用される場が増えています。そうした利用実態から考えると、カラオケボックスやライブハウスから取っている使用料は適切なのかという話もしなければならないでしょう。
しかし、音楽著作権の管理という業務は事実上、JASRACの独占状態になっているので、なかなかそういう議論を業界内で行ないにくい。今後は、人の配置や利用料とその回収方法も、時代に合わせて変えていかなければならないと思います。
□漫画家:あずまきよひこ氏(代理人:ちよ父) 著作権むずい (あずまきよひこ.com)
著作権は大変だな。
でもテレビを見てるとたまに流れる「よつばと♪」の音楽。あれ、使われても栗コーダーさんには1円も入ってないです。使ってるのを発見して、こちらから申告すればお金くれるらしいですけど。
著作権はむずかしいな。
■参照リンク 社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC 2006年定例記者会見 (JASRAC)
http://www.jasrac.or.jp/release/06/05.html
少し古い資料なのだが、
5. 徴収額その他
(1) 使用料徴収額
① 2年連続で1,100億円超
著作権等管理事業法施行後も厳しい経済状況や音楽の利用形態の変容の中で、2005年度のJASRACの徴収使用料は1,135億8千万円(前年度比102.5%)となり、2年連続で1,100億円を超えました。
2006年度のCDやカセットテープの年間生産額が前年比4%減の3515億円で、8年連続で前年を下回ったのに対して、徴収料は過去最高の実績を上げるという不思議。ケータイやiTunesなどのダウンロード販売があるといってもさすがにそれでCDの売り上げを賄えるとは到底思えない。まずはその不透明な収入収支と著作者への分配の内訳を見せろ。
3. 国際活動
(1) 中国からの著作権使用料が大幅に増加しました。
中国の音楽著作権協会(MCSC)への支援・連携強化により、同団体からの著作権使用料が大幅に増加し、前年度の6倍を超える約630万円の送金がありました(前年度は約100万円)。今後とも連携を強化し、管理の充実に協力していく方針です。
CDの売り上げは過去最低なのに、JASRACの徴収料は過去最高というのも注目すべきところだが、これも何よ!? 中国のカラオケ屋一軒じゃなくて、あのどでかい大陸・世界最大の人口の国からそれだけしか巻き上げてないくせに「去年の6倍もっ!!」って自画自賛しているの!? はぁ〜!? 日本のJAZZ喫茶*1やレストラン*2に関しては、何百万と訴訟や恫喝しているくせにその大陸に対してのチキンぶりはなんなの!? まあ、取りやすいところから取るというのは分かりやすくていいけどさあ、そんな人たちが音楽を守るといっても説得力がない。少なくとも日本人の財産を中国人から守っていないわけで、映画の海賊品撲滅運動くらいには音楽に関してもやるべきだろう。
あっ、そういえば単なる「料金徴収団体」でしたね。天下の公益法人様が、中国に対して『スワン』や『デサフィナード』みたいな追い込みをかけるわけはないですよね。(笑)
■追記リンク JASRAC音楽著作権使用料、2年ぶり増収 ダウンロード配信2倍に (ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/15/news046.html#l_yuo_jasrac_01.jpg
JASRAC(日本音楽著作権協会)が5月14日に発表した2007年度(07年4月〜08年3月)音楽著作権使用料徴収額は、1156億7055万円(前年度比4.1%増)で、2年ぶりの増収となった。ネット配信や放送からの収入が増えたが、CDや私的録音録画補償金からの収入は減った。
えっ、一回減ってるのと思ったけど、徴収額の推移表を見ると、
◆徴収額推移
13年度 1052億円
14年度 1060億円
15年度 1094億円
16年度 1108億円
17年度 1135億円
18年度 1110億円
19年度 1156億円
おい、18年度がいったん下がっただけで、あとはうなぎ昇りじゃねえかっ!!(怒) グラフも目立たなく作ってあるけれど、13年度から19年度の間で100億円の徴収額増だぞ、100億増。日本の企業で100億売り上げ増を達成出来る会社がどれだけあるというんだよっ!! 単純に売り上げ総額を100億円に到達させることさえも大変なのに。しかし、CDの売り上げを補うべく、ケータイ業界やネット業界にまでみかじめ料を要求した結果がこれか!? 次はiPodなどのシリコンオーディオ、ダビング10でもめてるHDD/DVDレコーダーなどのハードにまで補償金を要求して更にガッポガッポの予定ですか!?
2000年に入ってから、CDが売れなくなるなどミュージシャンが潤ったという話はとんと聞かない。なのにこの人達はみんなに「金払えー!!」と言い続けるだけで、なにも創作せずとも収入が増えていく仕組みになっている。何なの!? ヤクザなの!?
ネット配信(インタラクティブ配信)からの収入は8.8%増の84億7398万円で、全使用料収入に占めるシェアは7.2%。中でも大きく伸びたのがダウンロード型で、2.2倍・31億1135万円となった。着信メロディからの収入は4割以上減った。
使用料収入のうち最大のシェア(全体の23.0%)を占める放送からの収入は、265億5915万円と4.1%増だった。
有線放送からの収入が3.6倍、64億4831万円に急増し、全体の増収に貢献した。CATV事業者との訴訟の解決に伴い、CATVから過年度使用料が入ったことが寄与した。
CDなど音楽ディスクからの収入は10.7%減の216億4598万円。私的録音補償金は22%減の3億442万円、録画補償金は20.2%減の2億460万円だった。
信託契約者数は1万4503件と、前年度より13件減った。01年以来、年間500件のペースで伸び続けていたが、初めて減少した。年度中に新規に信託契約者した数は520件あったが、契約切れの数が上回った。
□社団法人 日本音楽著作権協会 理事:都倉俊一
JASRACの都倉俊一理事は同日の定例会見で、JASRACが今取り組んでいる課題として(1)芸術と技術の共存、(2)著作権保護期間の延長、(3)戦時加算問題――を挙げ、文化を大切にする「Culture First」を改めて訴えた。
芸術と技術の関係については「デジタル技術は諸刃の剣。芸術と技術は共存しなくてはならない。優れた技術でも著作権を侵す可能性があれば、開発者は社会規範を認識した上で発展させることが大切」などとコメントした。
著作権保護期間については、「早急に、著作者の死後50年から70年に延長すべき」という立場を改めて説明。「ネット配信が進み、国境がなくなる時代。日本だけ20年のギャップが残っていると、『海外では保護期間中の楽曲が、日本でダウンロードしたら全部タダという“著作権ヘイブン”になり得る。知財立国を標榜する国として恥ずかしい」と話した。
文化を大切にしたら、我々が儲かるというロジックか。恥ずかしいのはお前らの頭の中だ。
□AV機器評論家、ジャーナリスト:小寺信良氏 ダビング10と心中するか補償金 (コデラノブログ3)
そういえば思い出したんだけど、以前この委員会でヨーロッパの補償金制度の視察に行ったことがあったはずだ。そのときの報告書って出たんだっけな。あんまり記憶に残っていないところを見ると、出るには出たけどあまり大した内容ではなかったのではないかと思う。
これっておもしろい話があって、視察団のメンバーに消費者の立場で小委員会に参加していた津田氏が入っていなかった。公平性を保つためにも津田氏を入れないのは不透明だし、津田氏は自費でもいいから同行させてくれと申し入れたのだが、「ホテルと飛行機が取れない」というヘタレな理由で同行を断わられた。
たぶん文化庁と補償金推進派の委員達で、ヨーロッパではこんなに補償金制度が普及しているというストーリーを持ち帰りたかったのだろう。しかし実際にはヨーロッパの補償金制度はグダグダで、参考にならなかったらしい。こんなところでも、税金が無駄に使われたことになる。
なるほど消費者の代表は締め出しておいて、文化庁とその天下り団体の描いたストーリーで補償金をふんだくろうという企画なんだな。もちろん、こういう時にはアメリカの著作権に「フェアユース」を導入みたいなことは参考にしない。まさに都合のいい解釈。